ヤクルトは、CGとAIで再現した「坂本龍馬」(リアル龍馬)を起用し「Yakult(ヤクルト)1000」の新テレビCMを1月25日から放送する。
顔は映画『竜とそばかすの姫』のCGなどを手掛けたデジタル映像プロダクション「株式会社デジタル・フロンティア」がCGで再現。声はショートムービー『名優・松田優作がデジタル・ヒューマンとして映像に蘇る!』にてAIによる音声再現を担当した「株式会社ORENDA WORLD」がAIで音声を再現し、生々しく動き、熱く語る、坂本龍馬の姿を現代によみがえらせた。
これまで「Yakult1000」の広告には、第一線で活躍するプロフェッショナルが登場し、それぞれの目標に向かって取り組み、挑戦する様子を通して、機能性表示食品である 「Yakult1000」の機能(※1)を訴求してきた。
※1一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」「睡眠の質向上」
今回は、動乱の幕末期に彗星のごとく現れ去っていった、坂本龍馬を起用しました。彼は武士でありながら、プロの起業家としての顔も持ち、今から約160年前の日本でサムライによる封建社会を打ち破り日本を近代社会へ刷新するために奔走した、まさに挑戦者です。そんな坂本龍馬は「Yakult1000」の広告にふさわしい存在と考え、起用を決定しました。
新テレビCMは、動乱の幕末期、日本を近代社会へ変えることに奔走した坂本龍馬が主人公 です。藩から藩への移動が禁止されていた文久2年(1862年)3月に故郷を出奔し、大きな第一歩を踏み出す土佐藩脱藩の道のりを舞台に描いた映像を通じて、機能性表示食品 「Yakult1000」の機能、メッセージを表現しました。
CM本編URL:<60秒> https://youtu.be/DsQai3dSvFg
公式に本人と認定されている6種類の古写真を基に、産毛や表情の変化、肌への光の当たり方など緻密にCGで造形した顔と、1万以上の骨格と声のサンプルを基にAIが顔・骨格・年齢などの情報から坂本龍馬の声の特徴を推定して生成した声など、最先端テクノロジーを駆使して、現代によみがえった「リアル龍馬」が生々しく躍動する姿、自らの胸の内を熱く語る声にご注目ください。
CGとAIで作った坂本龍馬の顔と声を本物の「脱藩の道」で撮影した映像と融合
「リアル龍馬」は「デジタル・ヒューマン」(※2)というVFX技術(※3)を使ってCG造形した顔(頭部)と、顔・骨格・年齢などの情報からAIで生成した音声、実際に「脱藩の道」(※4)で撮影した実写の役者さんの表情、動きなどの演技も取り入れながら、CGアーティスト、AIエンジニア、撮影チームが一丸となって、手作業で丁寧に制作しました。
※2 実写映像中で実際の人間と見分けがつかないように 精巧 に作られたCGモデルのこと
※3 Visual Effects (ビジュアルエフェクト)/視覚効果
※4 当時の坂本龍馬がたどった土佐(現在の高知県)の高知から梼原(ゆすはら)、伊予(現在の愛媛県)の大洲・長浜を経て、長州(現在の山口県)の下関へと至る道のり
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