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鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える

鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える

 “めがねのまち”福井県鯖江市と不動産情報サービス『LIFULL』は、365日休みのないお母さんたちが、「わたしらしく」生きられるようまち全体で取り組む『わたしの日プロジェクト』を始動すること共同記者発表会を6月23日、鯖江市内で開催した。

 本プロジェクトは、お母さんが「お母さん」という枠にとらわれず、「わたしらしく」生きられるよう、鯖江市、市内の企業、商店などまち全体でそれぞれの立場から、今後「わたしの日」の推奨日とする毎月第二日曜日を中心に、お母さんを応援する取り組みを行っていくもの。

 女性の就業率が全都道府県で第一位(52.6%)の福井県の中でも55.1%と高い水準を誇る鯖江市(※1)と、働く女性が子育てと仕事を両立しながらスキルアップできるママの就労支援事業を運営し、鯖江市内にもオフィスを展開するLIFULLのグループ企業『株式会社LIFULL FaM』が中心となって推進していく。

 そして、今回の記者発表を皮切りに本プロジェクトを推奨しながら、働く女性を支えるまちづくりのかたちとして、鯖江市から日本全国へと発信していくことを目指している。

鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える

 鯖江市・牧野百男市長(77)は、「鯖江市は、女性の就業率や共働き率が国内でもトップレベル。そんな女性に支えられてきた鯖江市だからこそ、この時代に合わせた『女性を支えられるまちづくり』に取り組みたいと考えています」と、抱負を述べ。

 『LIFULL FaM』代表の秋庭麻衣氏は、「女性が会社の中核を担うためには、『女性の働く意欲・企業の考え方・家庭や地域の考え方が重要』だと考えています。鯖江市のなかには、女性が働きやすいビジョンを掲げている企業や職員の職場環境をより良くしたいと考えている会社がたくさんあります。また、働きたい意志を持っている女性もとても多いです。そうした企業と女性の意志を繋げられるような活動にも取り組んでいきたいと考えています」と、展望を語った。

 また、ゲストとして登場した鯖江市出身の『株式会社Francfranc』代表取締役 社長執行役員 髙島郁夫氏は、「女性が働きやすい職場環境をつくるためには、女性の視点に立ってその環境を見つめ直すことがとても大切です」。

鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える

 エッセイストの犬山紙子氏(37)は、「お母さんたちの現在の問題は、『孤独』です。『お母さん』という『性別で押し付けられる役割』や、苦労したことを下の世代に押し付ける『負の連鎖』がまだ世の中に強く残っていると思います。また、産休や育休に対しての『理解の重要さ』や、男性の育休取得率が極めて低いことからもわかるように、女性が育児も仕事も兼任しなければならない現状の『制度』も変えていく必要があるのではないでしょうか。お母さんたちが『孤独』になってしまうような相談しにくい現状の環境は深刻な問題だと思います。『わたしの日プロジェクト』はそのような現状の解決策になるのではないかなと考えています。私は、令和は『寄り添いの時代』だと思うので、お母さんに寄り添う本プロジェクトを通して、『わたし』は『お母さん』ではなく『わたし』でいいんだと思う余裕をつくり、その先の女性のさらなる活躍につながってくれればいいなと思います」。

 鯖江市のお母さん代表として登場した酒井友季子さんは、「女性は、結婚したら『夫のため』に、出産したら『子どものため』になってしまい、『わたしのため』の時間をついつい忘れてしまいがちです。そこでいかに自分がやりたいことを見つけて、それを実現させていくかが重要だと思っています。私は横浜出身なのですが、横浜に住んでいて出来ないことが、鯖江市では実現可能だなと実感しています。私が主催しているハンドメイドイベントでは、家族みんなで楽しく参加でき、それは鯖江市ならではだと思っています。今回のプロジェクトのように、鯖江市ではお母さんの気持ちにまっすぐ向き合ってくれる人がたくさんいるので、これからもお母さんを応援し続けるまちであってほしいなと思っています」。

 それぞれの視点から、お母さんが活躍しやすい社会づくりや『わたしの日プロジェクト』について意見を交わした。

 <具体的な取り組みと今後の展望>
 ■鯖江市内の商店、企業
 鯖江市内の商店には、「わたしの日」推奨日である毎月第二日曜日を中心に、参画店舗にてお母さん向けの割引サービスを実施します。参画店舗は随時募集しており、今後は商店だけでなく、市内の企業が「わたしの日」を働き方改革の一環として取り入れられるような仕組み化を推奨していくことを検討しています。

※1 平成27年国勢調査 就業状態等基本集計(平成29年4月27日公表)

 

鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える
鯖江市・牧野百男市長
鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える
『LIFULL FaM』代表の秋庭麻衣氏
鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える
『株式会社Francfranc』代表取締役 社長執行役員 髙島郁夫氏


鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える
エッセイストの犬山紙子氏
鯖江市、LIFULL 共同の「わたしの日プロジェクト」発表!「仕事」と「お母さん」から「わたしらしく」を考える
鯖江市のお母さんの酒井友季子さん


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