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月亭可朝さん死去 ギター漫談で人気

 ギター漫談で人気を博した落語家の月亭可朝さんが先月28日、急性肺腺維症のため、兵庫県内の病院で亡くなっていたことが9日、わかった。80歳だった。

 同日、NHKが報じており、可朝さんは神奈川県出身。1959年に「林家染奴」の名で落語家デビューし、その後、三代目桂米朝のもとに入門し、「桂小米朝」を襲名したあと、68年から「月亭可朝」を名乗った。

 ちょびひげと丸メガネにカンカン帽をかぶり、ギターを弾きながら漫談するスタイルで人気となり、69年に発売したレコード『嘆きのボイン』が大ヒット。過去、2回の国政選挙に出馬するも、いずれも落選しており、08年には知人女性へのストーカー規制法違反で逮捕されるなど激動の人生だった。

 関係者によると、可朝さんは今年1月、ライブハウスに出演予定だったが、体調不良のためキャンセルしており、その後入院していたという。

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