歌手・郷ひろみ(62)が29日、東京・渋谷のNHKホールで白熱開催中の『第68回 NHK紅白歌合戦』の公開リハーサルに登場。「今回はアレンジバージョンで盛りだくさん。必然的に気持ちが昂るよね。NHKはなんていうか、ボクを踊らせたいんですよね。それでボクも抵抗なく踊っている。1年の締めくくりというか、サイコーのカタチにしたいね」と派手にポーズを決めながら意気込んだ。
1973年の出場以来、30回の出演を誇る大ベテラン。今回歌う『2億4千万の瞳』といえば郷の代表曲の1つで1984年、1996年、2015年にも歌唱しているが、今年はスペシャルバージョンとして『バブルダンス』でYou Tubeでも高い視聴回数を誇るなど注目を集める大阪府立登美丘高等学校ダンス部の方たちとコラボ。アレンジも音楽プロデューサー・tofubeatsが手がけるスペシャルなバブルリミックスで、前半戦のトリを飾る。
リハーサルを終え、「総勢50名でボク以上にキレのあるコたち。リハーサルからみんなキレキレ。ステージに立ってキチンと変化が生まれて、観ている人をドキッとさせたり、役に徹している」と手応え充分。そんなスペシャルなバブルリミックスに、「扇子を振るのはバルブのとき以来。ボクは1億総バブルといわれた時代のど真ん中にいた男ですからね。ジュリアナの前のディスコブームから知っていますからね」とのっけからマシンガントークだ。
「当時、サングラスをして女の子をナンパして、『踊らない』と断られて、サングラスをとって『コレ(ボクが郷)でも?』ってやってたてと、週刊誌にでて日本列島中を走り抜けたこともあったけど、あれ、単なる噂ですから。(バルブを経て)失敗の痛みを知っているし、そのなかでくじけずに探究心を持ち続けてやっていけば、高校生と踊れる!いまの自分にしっかりつながっているよ」としみじみ。最後は報道陣にリクエストに応じるカタチで「OK!バブリー!ゴー!ゴー!」と終始ハイテンションだった。