ミュージカル『ライブミュージカル「プリパラ」 み～んなにとどけ！プリズム☆ボイス』（演出：田尾下哲）ゲネプロが3日、東京・六本木のZeppブルーシアター六本木で開かれ真中らぁら役・茜屋日海夏、南みれぃ役・芹澤優、北条そふぃ役・久保田未夢、東堂シオン役・山北早紀、ドロシー・ウェスト役・澁谷梓希、レオナ・ウェスト役・若井友希、青井めが姉ぇ役で『SKE48』メンバーの高柳明音、青井めが兄ぃ役・山田親太朗、ファルル役・澪乃せいららが歌にダンスにファンを魅了した。
『プリパラ』はさまざまにメディアミックスされているが、本作ではそれぞれに声を当てている6人組声優ユニット『i☆Ris』がそのまま登場するミュージカル。らぁらが1年前の「プリパラ」が禁止された過去にタイムスリップしてしまい、現代に戻るために、『SoLaMi♡SMILE』結成など大事な場面を再現してくというオリジナル作品。
作品でおなじみの楽曲や本ミュージカルのための楽曲などで歌い踊る演出。さらに、作品内の歌唱中にある『メイキングドラマ』は、大道具やアンサンブルのダンスやアクションに合わせて表現することも。劇中、紙ふぶきが舞うシーンもあるが、この紙ふぶきにはコピーながらキャストのサインが入ったものとなっており、公演の記念になりそうだ。
『i☆Ris』のライブパフォーマンスもあるので、気分も盛り上がる。さらに、会場入口では『RippleLight（リップルライト）』というLEDバンドの貸出もあり、これが楽曲に合わせてさまざまに色を変えるため、舞台に参加している臨場感もさらに増す感じに。この日は、マスコミと関係者のみへの公開だったため、『i☆Ris』のライブのときのようにサイリウムを持ち込む者はなかったが、実際に公演へサイリウムの持ち込みは可能かどうか関係者に尋ねてみると、大丈夫との返答が返ってくることに。ただし、歌唱中などに立つのは「子どもたちも観に来るのでご遠慮頂ければ」と、説明があった。
ゲネプロ終演後には『i☆Ris』の6人と高柳、山田による囲み会見が開催。多くの報道陣が集まり、フラッシュがたかれまくったため、『i☆Ris』の6人は「すごい！」と大興奮で、山田が「テンションマックス！」と、ドロシーの決めセリフまで飛び出したが、『プリパラ』ファンの高柳からは「似てない！（笑）」とのツッコミも入るなど和気あいあい。
ゲネプロで初めて通しで合わせて緊張もあったそうだが、これまでの2年間のチームワークで乗り切り手応えを感じているという『i☆Ris』メンバーたち。若井によると、「けいこのときより本番でアドリブでやってて」と、まだまだ進化しそうな感じを見せることに。
本作に出演が決まって高柳からDVDを借りてアニメ『プリパラ』という作品を観たという山田は初心者目線として、本ミュージカルへ「アニメから飛び出してきて、アニメの映像がスクリーンで流れるなか実際にダンスしているんですけど、一体感がすごい！」と、ポイントを挙げる。山田はけいこを重ねてキャストの動きを観ているうちに、『Make it!』の振り付けを覚えたそうで、「千秋楽には舞台袖で踊ろうかな」と、ノリノリで高柳は「ターンが良かったし、期待していいのでは」と、ファンも納得の出来なのだとか。
そんな高柳へは、『プリパラ』ファンとして感想を聞くと、「涙を我慢するのが難しかった」と、出来に満足しているようで、茜屋からは「アンサンブルの子たちもすごくて舞台全体も楽しんでほしいです！」と、PRしていた。
『ライブミュージカル「プリパラ」 み～んなにとどけ！プリズム☆ボイス』は4日から7日までZeppブルーシアター六本木にて上演！
