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ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり
渕上舞もドレスアップして登場!

 『ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~ Herbst Musik Fest 2015~』が3日、神奈川・よこすか芸術劇場で開かれ、豪華演奏の一夜に観客たちは熱狂した。

 同コンサートは、アニメ『ガールズ&パンツァー』の音楽担当の浜口史郎監修の元、TVシリーズの劇伴、挿入歌、EDのオーケストラアレンジバージョンを、国際的に活躍する指揮者・栗田博文氏の指揮の下、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏するという、初の試みにして豪華企画。西住みほ役・渕上舞、TVアニメのOPなどを歌う歌手・ChouChoも登場した。

 指揮の栗田氏が登壇すると拍手が響いた後、普段のイベントと違い、場内は一気に静まり返り、観客が息を呑む中、『戦車道行進曲!パンツァーフォー!』から幕開け!演奏が終わると場内はドッと拍手があふれた。

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり
 

 この日のセットリストは、TVアニメ第1話のスタートから物語の流れにそってのもの。MCという形式ではなく、楽曲の合間ごとに主人公・西住みほの心情を渕上が朗読劇という形式で伝えるものとなり、この場でしか聞けないみほの心情は、一層の作品への理解を深める構成。

 演出はそれだけでなく、その楽曲ごとに、アニメ本編で使われたシーンやダイジェストがバックの巨大モニターで合わせて上演。アニメのシーンをフルオーケストラで振り返ることができるという珍しいものに。もちろん曲によっては、オーケストラに焦点を戻し、その巧みな演奏を巨大モニターで楽しめるという、ビジュアル面でも飽きさせない工夫が随所でみられた。

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり
 

 スローテンポの情感たっぷりな曲には場内も静まり返って余韻が残る一方で、15曲目の『アメリカ野砲隊マーチ』、20曲目『フニクリ・フニクラ』といった勇壮さを感じさせる楽曲には戦車の出てくるシーンのチョイスもあいまって、より拍手が大きくなるというライブイベントのような展開だ。

 後半は、TVアニメのプラウダ戦となる21曲目の『金平糖の踊り~カチューシャ』から。雪原で隊列を組むプラウダ高校の戦車の映像に合わせてのオーケストラは圧巻!

 23曲目『ポーリュシュカ・ポーレ』の映像ではプラウダ戦で大洗女子学園チームが教会に立てこもるというシーンで演奏が終わったが、大会で負けたら大洗女子学園がなくなるという事実を知らされた後のみほの心情を朗読劇で読み上げた直後、24曲目の『あんこう音頭』へ。同曲もオーケストラ演奏と遊び心満載な感じとなったが、そこにシークレットゲストの佐咲紗花が同曲を歌いながら登場。場内には自然と音頭を取る観客が現れだし、ついには場内全員で音頭を手拍子でとるという一幕も。

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり
 

 その勢いは28曲目の『パンツァー・リート』も同様で、再び場内一体となった手拍子が!指揮を執る栗田氏が観客の方を向き満面の笑みで大きな手拍子を求めるジェスチャーで、これに場内は沸きに沸き返り、演奏が終わると東京フィルハーモニー交響楽団の楽団員らの顔にも笑みが浮かんでいた。

 終盤に登場した渕上は、「映像が出ているのもそうなんですけど、目をつぶっていると、物語が蘇ってくる感じがいいなと思って私も聴かせて頂きました」と、コンサートの感想を。そして、場内一体となったおなじみ「パンツァー・フォー!」の掛け声で最終曲『Enter Enter MISSION!』の演奏となった。

 一度降壇した栗田氏が再登壇してのアンコールでは、白ドレス姿のChouChoも登場。オーケストラアレンジされたOP主題歌『DreamRiser』を歌唱したり、11月21日から公開の完全新作劇場版『ガールズ&パンツァー 劇場版』のイメージソング『Glory Story』フルバージョンを生歌唱。ChouChoは、「歌手になったときからオーケストラと共演できたらなと密かに夢を持っていたので、その夢がかなって本当に本当に嬉しいです!こんなに早く夢がかなったのも、作品を愛してくれるみなさんがいらっしゃるからで、本当に幸せだなと思っています!」と、瞳を潤ませる。

 佐咲からは、「私もオーケストラバックに歌いたいなと思っていましたけど、それが『あんこう音頭』で大変光栄です(笑)。たくさんのお客さんに見守られて幸せな時間でした」と、感想を寄せたり、栗田氏は、クラシック演奏会の素晴らしさなどを訴えつつ、渕上は、「これだけ大きなステージで1人スポットライトが当たってしゃべるというのはないので正直緊張しました。ですが、もう3年くらいで慣れ親しんだ曲というのもありますし、スタートのときのみほの気持ちを語っていくと、これから劇場版に向けて、あらためてみほの生い立ちや、生きてきた道を見たような気がして、心に来るものがありました。これからも頑張ろうと思いました」と、しみじみ。

 続けて、渕上から「11月21日劇場版が公開されます。お話は素晴らしい物ができあがっています!」と、アピール。ラストはモニターに『Enter Enter MISSION!』の歌詞が表示され場内、観客も含めた全員でフルオーケストラの演奏に合わせてときに3人がハモリを入れることもあり、合唱&手拍子がされ大盛り上がり。

 すべての演奏が終わると、観客たちは席を立ち上がりスタンディングオベーションする姿も。キャストたちが舞台袖に戻っても拍手と歓声は止まず、これにキャストも2度戻ってきて、お礼をして応えるという、まさにオーケストラという形で終演を迎えていた。

 なお、本公演の模様はBlu-ray化され2016年2月24日に発売されるとしている。

 ■ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~ Herbst Musik Fest 2015 ~セットリスト
 M1:戦車道行進曲!パンツァーフォー!

 M2:新しい朝の始まりです!~こんな普通の学園生活って素敵です!
 M3:横暴は生徒会に与えられた正当な権利です!
 M4:生徒会、悲壮な決意とともに進みます!
 M5:戦車の知識では誰にも負けません!
 M6:戦車を可愛くデコレーションしちゃいます!
 M7:戦車、乗ります!
 M8:学園艦は今日も勇壮に海原を進みます!

 M9:ブリティッシュ・グレナディアーズ
 M10:いざ!試合にのぞみます!
 M11:敵戦車進軍してきます!

 M12:リパブリック讃歌
 M13:開会式です!~栄光の戦車道全国大会始まります!
 M14:私、いやな予感がします!
 M15:アメリカ野砲隊マーチ

 M16:これが友情ですね!
 M17:理由があります・・・

 M18:秋山優花里のアンツィオ校潜入大作戦です!
 M19:Le Fiamme Nere
 M20:フニクリ・フニクラ

 M21:金平糖の踊り~カチューシャ
 M22:大洗女子学園チーム前進します!
 M23:ポーリュシュカ・ポーレ

 M24:あんこう音頭(佐咲紗花)

 M25:昨日の敵は今日の友です!
 M26:エーリカ
 M27:乙女のたしなみ戦車道マーチ!
 M28:パンツァー・リート
 M29:息を殺して待ちぶせします!
 M30:戦車道とは女子としての道を極めることでもあります!
 M31:緊迫する戦況です!
 M32:戦線は膠着状態です!

 M33:戦車道アンセムです!

 M34:Enter Enter MISSION!

 EN1:Dream Riser(ChouCho)
 EN2:Glory Story(ChouCho)
 EN3:Enter Enter MISSION!(渕上舞/ChouCho/佐咲紗花)

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり

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