
お笑いタレント・ビートたけし(68)が19日、東京・浅草周辺でスタートとなった『第8回したまちコメディ映画祭 in 台東』のレッドカーペット&オープニングセレモニーに出席した。
いとうせいこうが総合プロデューサーとして指揮を執る、文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に“したコメ”の愛称で親しまれているコメディ映画の祭典。
正午になると浅草公会堂前のオレンジ通りに敷かれたレッドカーペットに恒例の人力車で乗り付けるという下町情緒あふれる感じでゲストが次々と登場。

和装で登場したたけし。かつて、浅草フランス座のボーイとして芸能生活を始め、いまの地位に上り詰めるまでに至った、いわば故郷なため凱旋となるため「たけし」コールが鳴り響くことに。たけしは、「俺がフランス座にいたころにはこんなに人いたっけ?」と、毒舌を出しつつも懐かしげ。
続けて「昔だました女とか、金を盗んだ男が来て『金返せ!』っていうんじゃないかと思ってビクビクしている。きょうはガードマンを増やしたから大丈夫だと思う」と、いきなりのジョークをかまし、観客を沸かせることに。

浅草を巣立って以降、今回のように浅草でのイベントに出演するのは「初めてじゃないかな」というくらい、久々だそうだが、映画監督の北野たけしとして浅草を舞台にした映画はどうかと問われ、「『菊次郎の夏』の冒頭は浅草からだったけど、浅草は面白い人がいっぱいいるか映画はやってみたいかな。ただ、コメディー映画は扱いがひどい。真面目な映画より神経もお金をつかう、でも芸術作品というと、そうでもないからなぁ」と、日本の映画製作の現状をぼやいた。
この日は、たけしのほかにも、浅香光代、海老名葉子、アニマル浜口、内海桂子、青空球児・好児、泰葉、松村克也、城之内正明、ポカスカジャン、三上真奈アナウンサー、軽部真一アナウンサー、西村喜廣監督、武田梨奈、ヘンリー・ウォン監督、ジョシ―・ホー、スーザン・ショウ、 アンドリュー・ラム、ウィルフレッド・ラウ、波多野裕介、ニティワット・タラトーン監督、ボビー・ファレリー監督が華々しくレッドカーペットを歩くことに。
したコメ初登場となる武田は、映画『進撃の巨人』に関連した『進撃の西村喜廣 特殊造形講義』の西村喜廣監督とともに登場。ブルーのドレス姿で「やっと呼んでもらえました」と、笑みを見せながら『進撃の巨人』の“心臓を捧げよ”ポーズを凛々しく決めた。
さらに、映画『男おばさん!!』のアピールのため笠井信輔アナウンサーが登壇予定だったが、声帯ポリープ手術のため今回は見送りとなり、代打で三上真奈アナウンサーが代打で登場することとなったが、三上アナは笠井アナの写真を抱えていたため、司会が“遺影”を想像させるようなブラックジョークまであり、軽部アナは「残念ながら笠井信輔が亡くなってしまって」と悪乗りしだすなど、本映画祭ならではの雰囲気たっぷりなシーンが目白押しだった。
ほかにも、レッドカーペット出席者によるフォトセッションの際に、「気合だ!!」と連呼する浜口に、浅香が「うるせぇなぁ!」「静かにしろ!」と、ツッコミを入れてニヤリ。この絶妙の間でのツッコミにたけし一同大爆笑で、和やかな場面となっていた。
























