
『MISS TEEN JAPAN(ミス・ティーン ジャパン) presented by Samantha Thavasa』が20日、東京・六本木のニコファーレで開かれ、グランプリに福岡県出身の高校2年生の東田真琴さん(ひがしだ・まこと、17)が輝いた。
ミス・ユニバースの妹版といわれるミス・ティーン・ジャパンも今年で5年目。これまでにも、モデル・トラウデン直美(16)らを輩出している。全国から3986通の応募があり、会場にはファイナリスト14人が登場した。
1次審査は事前審査とともにウォーキング審査が開催。それぞれ、思いの丈や大会への思いを。その後、7名に絞られ最終審査を受けることとなり、歌やダンスなどの特技を披露したり、さまざまな質問に答えて自己PR。そしてグランプリの発表で呼ばれた東田さんは、「すごいビックリしてますが、頑張ってきてよかったと思います。まさか呼ばれると思っていませんでした」と、驚きの言葉とともに、涙がほおを伝った。

表彰ではミス・ティーン・ジャパン応援アンバサダーの押切もえ(35)と新川優愛(21)が応援に駆けつけたが、東田さんが感涙にむせぶ姿に、2人とももらい泣きするなど感動的な光景が繰り広げられた。
東田さんは、1次審査では、「スタイルが1番でもダンスが1番でもありません。だけどオンリーワンになりたいです」と、アピール。最終審査では、「本当にお芝居が好きです。小学校のころ図書館の本を全部読みました。高校生になってからは、ほかのコミュニティーの方とディスカッションしたり、海外の方とお話するのが楽しいです。将来は俳優かアナウンサーになりたいです」と、夢を語り、劇団四季のミュージカル『ウィキッド』の楽曲『ポピュラー』をセリフと歌唱で見せ、「緊張しましたけど、自分を出せたと思います」と、全力を表現できたようだ。

審査員から、福岡のいいところ3つを尋ねられた東田さんは、「食べ物がおいしいくて豚骨ラーメンもおいしい。街にいる女の子が可愛くて、私の友達も可愛い子が多いです。あとは人がそこまでいなくて、田舎ではないけど都会でもない感じがいいです」と、よどみのない返答。さらに、局アナ、劇団四季、CanCam編集部からモデルとしての活動、同時に3つ声がかかったらどうするかと問われると、「劇団四季です。自分がお芝居をすることが夢なので、それができるというならやってみたい」と、ブレない姿勢を見せ審査員たちを納得させていた。
終了後、囲み会見が開かれ東田さんは「まだ夢みたいで実感がわかないですけどすごい嬉しいです」と、ほほ笑む。そんな東田さんを押切は、「明るさ、元気さ、人柄のほがらかさが伝わってきます。自分の良さを分かっているなと思っています」というと、新川は「目が綺麗で、吸い込まれそうなくらいキラキラしています」と、評価。
賞金50万円も贈呈されたが、使い道を問われ、東田さんは、「お母さんに前々から言われていることがあって、『あなたにはすごくお金がかかっているから、ちょっとは返しなさい』と、言われています。ダンスとかバレエとか習い事をさせてもらっているので」と、しっかりした一面も。
芸能界はどんなイメージかという質問には、東田さんは「表向きは華やかな世界ですけど、自分の努力次第でどんなにでも変われる素敵な世界だと思います」と、言葉を選びながらで、さっそくクレバーさを報道陣に見せていた。
続けて、押切と新川へ芸能界の心構えはないかと尋ねると、押切は囲み取材の受け方や、新川からは「自分だけは自分にウソをつかないように。こうなりたいというのを少しずつでもかなえてほしい。自分がブレちゃうと、他人に倒されちゃうから」と、しみじみ。すると東田さんは、「私、頑固なんで、自分を曲げないのは得意だと思うんですけど、何かの目的を成し遂げるために自分を曲げなきゃいけないという場合、自分がどう変化できるのかちょっと心配です」と、堂々のコメントで、これには押切も「大人ですね。恐れいりますね(笑)」と、羨望のまなざしを送っていた。
ほかにも、恋愛と仕事どちらかを取るという場面になることがあった場合のことを問われ、東田さんは「お仕事を取ります」と空気を読むと、新川も「それしかなくないですか(笑)」と、笑うことも。
憧れの女優は黒木華(25)だそうで、「主役じゃなくても存在感があって、いろんな役ができる魅力がある女優さんとお仕事したい。セリフの少ない役とか、難しい役に挑戦してみたい。自分が長く出れるような俳優さんになれれば。好きな俳優さんは西島秀俊さんですが、結婚しちゃってちょっとショックで」と、報道陣を沸かせていた。
最後に東田さんは「たくさんの人から選ばれたので、魅力ある女性になっていきたいと思います」と、話していた。
■受賞者
◯サマンサタバサ賞
北海道大会代表
斎野桃さん(さいの・もも、13)
中学1年生・157センチ、34キロ
スリーサイズ:68・54・78
宮城県出身
◯準グランプリ
九州大会代表
田中夢羽さん(たなか・ゆめは、15)
中学3年生・163センチ・48キロ
スリーサイズ:77・58・79
長崎県出身
関東大会代表
櫻井花子(さくらい・はなこ、13)
中学2年生・162センチ・45キロ
スリーサイズ:75・58・84
東京都出身
◯グランプリ
九州大会代表
東田真琴(ひがしだ・まこと、17)
高校2年生・160センチ・40キロ
スリーサイズ:80・58・82
福岡県出身









