
元『AKB48』の“もっちぃ”倉持明日香(26)が16日、都内ホテルで舞台『BIOHAZARD THE STAGE』製作発表会見を俳優・矢崎広(28)、栗山航(24)、中村誠治郎(35)、大倉士門(22)、千葉真一(76)、歌手・Raychell、女優・紗綾(21)、株式会社CAPCOMの小林裕幸氏、演出家・ヨリコジュン氏とともに開催した。
全世界で累計6500万本ハリウッドでも映画がシリーズ化されている日本が誇る人気ゲーム『BIOHAZARD』が舞台化。西オーストラリアの大学で突如起こったバイオテロ事件。現地に到着した対バイオテロ部隊BSAAのピアーズとクリスは、その大学で教鞭をとる元 S.T.A.R.S.隊員レベッカらと協力し事態の鎮圧を図る。蔓延するウィルスと迫りくるゾンビの群れのなか彼らは事件の収拾を図れるのか…。
赤いドレス姿で現れた倉持。『AKB48』卒業後初めての舞台となることへ、「卒業後初めての大きな作品に出演させて頂きます。これから稽古が始まりますけど、ワクワクしています」と、意気込む。
倉持は舞台版オリジナルキャラクターのIQ230の大学生という才女・メアリーを演じることになるが、「本番までにそこまでIQを高めることは不可能だと思うので、テレビでクイズ番組とかを見て少しずつメアリーに近づけていけたらと思っています(笑)。才色兼備を目指していければと思います」と、役作りへの思いを語った。

一方の千葉は第一声から「場違いな感じかもしれません」と言い出し報道陣の笑いを誘ったが、「ゲームはやらなくて、好きじゃないので、あまり興味がなかったんですが、時代がどんどん新しくなってくる昨今の中で、ひとつ遅れをとらないように、こういう世界に飛び込んでみたいと。まだ、私には伸びしろがありますので、現代の若者文化に入り込んで、自分の次の作品の肥やしにしたい。みんなから頂きますよ(笑)。でも、はっきり言って自分が演じる役はまったく自信がありません」と、本音をざっくばらんに話す。「ゾンビになる人達のアクションは難しい。あの人達は相当稽古しないとけが人が出ると思う」と、ゾンビ役にも気を配る千葉だったが、饒舌になりすぎてしまい、ネタバレまで飛び出す一幕もあり報道陣を爆笑させていた。
続いて、ヨリコ氏は、「ゲーム原作のみなさんの期待を裏切らないように。怖さ以上に面白いものを出したい。物語をキチッと見せていきたい。監修とプロデューサーの小林さんに失礼のないように頑張りたい」と、緊張の面持ちで話す。
バイオハザードといえばゾンビは有名だが、ヨリコ氏は「ゾンビといえばゾンビですけど、表現の仕方で一概にゾンビが怖いというふうには見せたくない。なぜゾンビになってしまったのかとか自分の作ったものに翻弄されてしまうとか。映像を使ったりとかは考えていますが、原作みたくゾンビがバンバン出てくるとかだけにはまったくしようとは思っていないです。舞台だとこういうふうに表現するのかと、うまくメッセージ性がある作品にしたいです」と、抱負とともに語りつつ「演出プランをどこまでやったらいいのかというので悩んでもいます」と、苦笑いを浮かべた。
囲み会見では、『AKB48』から卒業1ヶ月での現況はどうかと問われた倉持は、「変わらずメンバーと会っていて、きのうもメンバーと会って、結構な頻度で会っていて、いまでも後輩メンバーからも電話もかかってきたりしていて、離れたという感じはしていないですね」と、そんなに実感はないよう。
舞台というと、現在、倉持と同じく『AKB48』を卒業した川栄李奈(20)が舞台『AZUMI』を熱演しているが、「ライバルというよりかは、私も川栄のように頑張らないとなと思っています」と、励みになっているよう。
また、16日は『AKB48じゃんけん大会』が開催されるが、「個人的に梅田綾乃を応援しています。きょう着る衣装も私が提案したので」と、エールを送っていた。
舞台『BIOHAZARD THE STAGE』は10月22日から11月1日まで東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIにて全15ステージで上演!
■登場人物・キャスト
◯タイラー・ハワード(矢崎広)
元警察官。鋭い洞察力と高い技能を持ち、正義感が人一倍強い。
◯ピアーズ・ニヴァンス(栗山航)
対バイオテロ組織BSAA北米支部アルファチームに所属。真面目で優れた狙撃手。クリスのパートナー。
◯クリス・レッドフィールド(中村誠治郎)
BSAA北米支部アルファチーム隊長。BSAAの創設メンバーの一人でもあり、卓越した戦闘能力を持つエース的存在。
◯メアリー・グレイ(倉持明日香)
フィロソフィー・ユニバーシティーに通う美貌の女学生。理学部に通い、IQ230の頭脳の持ち主。
◯レベッカ・チェンバース(飛鳥凛)
化学関係の知識がずば抜けているフィロソフィー・ユニバーシティーの教授で、BSAAの現アドバイザーでもある。元ラクーン市警の特殊部隊S.T.A.R.S.所属。
◯ソフィー・ホーム(Raychell)
対バイオテロ組織BSAAオセアニア支部の女性隊員。西オーストラリア出身で歌が得意。
◯オリヴィア・プライス(紗綾)
フィロソフィー・ユニバーシティーに通う女学生。メアリーの友人で、ルーカスの彼女。
◯マシュー・ラッセル(大倉士門・植野掘誠(Wキャスト))
エズラ・セネット学長の秘書。頭の回転が速く、非常に優秀で、フィロソフィー・ユニバーシティーの次期学長候補。
◯バリントン・マイヤー(丘山晴己)
フィロソフィー市警の刑事で学内を調査している。
◯ルーカス・バトラー(木村敦)
フィロソフィー・ユニバーシティーに通う男子学生。メアリーの友人で、オリヴィアの彼氏。
◯リヤン・ハワード(岸祐二)
フィロソフィー・ユニバーシティーの分子生物学教授。タイラー・ハワードの父親。
◯ポッシュ・ブラウン(梅垣義明)
フィロソフィー・ユニバーシティー警備員。ずば抜けて明るく、従順な性格。
◯エズラ・セネット(千葉真一)
フィロソフィー・ユニバーシティーの学長。人一倍使命感が強く、大学を愛している。








