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『レナードの朝』原作者オリバー・サックスさん 死去

 自閉症や認知症の研究にあたり、映画『レナードの朝』の原作者として知られる英国の精神科医のオリバー・サックスさんが30日、米ニューヨークの自宅で死去した。82歳だった。

 31日、NHKが報じており、英ロンドン出身のサックスさんは、1965年からニューヨークで脳神経科医として自閉症や認知症などを研究。そのかたわら、治療にあたった患者との交流に基づいた多くの著作を発表してきた。

 昏睡状態に陥る惰眠性脳炎の患者の治療を記録した代表作『レナードの朝』は、1990年にロバート・デ・ニーロや故ロビン・ウィリアムズさん主演で映画化。サックスさんは今年2月、末期がんと診断されていた。

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