
『2015年第39回エランドール賞』受賞式が5日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれた。
日本映画テレビプロデューサー教会が選定する、映画、Tレビ番組作品、俳優、番組プロデューサーなどに贈られる賞。その歴史は古く1956年に創設されたことでも知られている。
この日は、1年を通じて活躍した将来有望な俳優に贈られる新人賞☆TVガイド賞で俳優・池松壮亮(24)、北川景子(28)、斎藤工(33)、黒木華(24)、鈴木亮平(31)、二階堂ふみ(20)が登壇するという華やかなものとなった。
池松は受賞に「このような賞を頂き大変嬉しく思っています。頂いたからにはこの賞に恥じないことをやっていこうと思います」と、気を引き締め直していた。
北川は「このような賞を頂けるとは夢にも思いませんんでしたので驚いています。このような授賞式は始めてでしたので、(トロフィーが)重いですね(苦笑)。デビューから11年が経ちましたが、自分1人の力ではこのような賞を頂けるとは思っていません。育ててくれた両親と、親のよう厳しく接してくれた社長、スタッフのみんな、これまでお仕事で携わっていただいたお1人1人、ファンのみなさまのお1人1人にありがとうを伝えたいです。『悪夢ちゃん』の武戸井彩未やドラマ『HERO2』の麻木千佳のように、自分の信念を持って進んでいくいう役でした。私も迎合しすぎることなく、強く真っすぐに進んでいこうと思います。11年間地道にコツコツ積み重ねていたところ、このような素晴らしい賞を頂きました。このような機会を与えて頂いて本当にありがとうございました」と、万感の思いを語った。
斎藤は、「役者を始めて15年になります。このような神々しい場所に立つことがも想像できず、いまでも信じられない気持ちです。そんなとき、共演者スタッフさんの顔が浮かびました。またとないこの時間を楽しみたいと思います」と率直な心情を語りつつ、「私の演劇の師匠が『低空飛行』という言葉を残してくれました。低空でも落ちずに飛ぶことの方がよっぽど難しい。現在世の中ではいろいろなことが起こり、実際に起きていることとエンターテインメントとをり離すのではなく、タイムリーに、それぞれの代弁というか変換をして、俳優として行っていくべきだと思っています。これからも低空飛行を忘れずに精進していきたいと思っています」。
黒木は、「このような素敵な賞を頂けて嬉しいです。これからも頑張っていこうと思います。ありがとうございました」と、スピーチしていた。
鈴木は、「こんなに素晴らしい賞を頂けて嬉しく思っています。抜てきして、賭けてくださって、本当にすごく感謝していますし、作り上げたその作品を愛してくれた人たちに心からお礼を言いたい気持ちで登壇しました。自分なりに調べたんですが、エランドールは黄金の飛翔という意味があって心に残っていいなぁと思っています。地に足をつけながら黄金の飛翔をしていき、日本を代表する俳優の1人になれたらと思っています」と、宣言していた。
そして新人賞最後に登壇した二階堂は、「たくさんの素晴らしい表現者の方々が頂いたエランドール賞を受賞できて嬉しく思っています。本当に嬉しいです。これからも頑張っていきます」と、スピーチすると、いきなり『軍師官兵衛』で共演した豊臣秀吉役の竹中直人(58)が黄金の甲冑姿で登壇し、二階堂を驚かせていた。
■受賞者一覧
●新人賞☆TVガイド賞
池松壮亮(プレゼンター:吉田鋼太郎)、北川景子、斎藤工、黒木華、鈴木亮平、二階堂ふみ
●アクターズセミナー受賞者
岩井堂聖子、中上サツキ、八木春美、頼田昂治
●プロデューサー賞☆田中友幸基金賞
○映画(プロデューサー賞)
「永遠の0」
上田太地(東宝)、筒井竜平(アミューズ)、守屋圭一郎(ROBOT)
プレゼンター:吹石一恵
○映画(プロデューサー奨励賞)
「超高速!参勤交代」
矢島孝(松竹)、秋田周平(松竹)
○テレビ(プロデューサー賞)
「花子とアン」
加賀田透(日本放送協会)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
「三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~」
山鹿達也(テレビ東京)、井上竜太(ホリプロ)






