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阿川佐和子 伊勢神宮描いた映画「うみやまあひだ」に感動の涙を告白!宮澤正明氏初監督作品が公開

阿川佐和子 伊勢神宮描いた映画「うみやまあひだ」に感動の涙を告白!宮澤正明氏初監督作品が公開
阿川佐和子と宮澤正明監督がトークショーを開催

 エッセイストでタレント・阿川佐和子(61)と写真家・宮澤正明氏(54)が24日、東京・109シネマズ二子玉川でドキュメンタリー映画『うみやまあひだ―伊勢神宮の森から響くメッセージ』(配給:ライブスパイア/ジェネレーション・イレブン・ピクチャーズ)スペシャルトークショーを開いた。

 宮澤氏が初監督を務めた作品。足掛け10年間伊勢神宮を撮り続けてきた宮澤監督だけが撮ることを許された、2013年の式年遷宮の内側の貴重な映像、そして、日本の“森”という観点から長年真摯に向き合い続けている各界の第一人者12人(※)の貴重なインタビューの数々と、日本の森の中を散歩しているような美しい自然とが織りなす映像が展開され、感性に響く仕上がりとなっている。

 阿川は第一声から「割とチャラい宮澤さんしか知らなくて、『映画作ったんで』というので拝見させて頂いたんですが、感動しちゃって、これはぜひ全国津々浦々の日本人に観ていただきたい。日本人を見直す機会にしてもらえたらと思い、自主的に広報部長を務めております」と、作品の思い入れを口にする。

阿川佐和子 伊勢神宮描いた映画「うみやまあひだ」に感動の涙を告白!宮澤正明氏初監督作品が公開
 

 作品について、阿川は「試写会で観て、涙が止まらなくなっちゃって、冒頭の作りのオシャレ感とか、尺八のジャジーな感じとかも素敵だなと思って。スチールと動画の組み合わせもよくて、合間合間に挟まれる12のインタビューも自分の思っていること、感じていることを話していて、素晴らしく魅力的だった。コメントごとに課題が詰まっていますね」と、感想を。

 普段はスチールカメラマンとして活躍している宮澤監督だが映像作品にしようと思ったきっかけについて、「写真ってもともと一瞬の時間を切り取る表現ですよね。映画というのは時間の流れのなかで表現していくというまったく違うものなんですが、写真だけじゃ表現できないという部分があったので、自分のなかで創作意欲というか、映画というものにしたらおもしろいかなと思って撮ってみました。10年間神話をテーマに(写真を)撮ってきたんですけど、200回くらい伊勢神宮に通っていると伊勢神宮の森に対する知恵とか畏敬の念が伝わってきたんです。人と森が共存することによってわれわれの衣食住が成り立っているという日本人独特の信仰心のようなものが伝わってきたんです。現代では鎮守の森とかは少なくなってきましたけど、もしかしたら伊勢神宮と同じDNAを持って、森と生きている人たちの話を聴いてみたいな、その点と点を結んでみたいなと思ったのが原点です」。

 ドキュメンタリー映画といえばナレーションが入ることが多いが、本作ではそれがない。宮澤監督は「僕とか製作者側が道先案内人になっちゃいけないなかと思って大決断をして、じゃあナレーションはやめましょうと」と狙いを語りつつ、「その代わりに、僕の写真150枚を生かして、あとは一番重要な音楽でナレーションの代わりにしようと」と、こだわったという。その音楽のなかに、木曽木遣り衆による生唄を入っているが、この日も木遣り衆が生登場し、一小節、一小節ごとに身の引き締まるような気持ちになる木遣り唄を場内に響かせていた。

 そして、阿川からは、「伊勢神宮のドキュメンタリー映画と思われがちではあるんですが、伊勢神宮と伊勢の森と伊勢の川とそこにつながる海の関係というのは実は、全国各地に同じものがある。それが、お宮さんと鎮守の森と里山とその里山の森とそこの周辺の川と海との関係。日本人の精神というのは、自然を征服しようというのではなく、自然の間におじゃまさせて頂いて、『自分たちも恵みを頂くけれどもお世話になりますのでよろしく』というような感じで、全国各地にあったそんな精神を文明が進んでいくに従って少しずつ壊していったというのをもう少し考え直すヒントがこの映画の中にたくさん隠れているんじゃないなかと思います」と、総括する。

 宮澤監督も、最後に「伊勢神宮から教わったことがあって、自然だけじゃなくいろんな方々に対する感謝です。いろんなたくさんの方々に支えて頂きました」と、映画にかかわった人たちに感謝の言葉を寄せつつ、「この映画のポイントは3つです。4Kの美しい映像と、美しい音楽、12人の賢者が日本の未来に対するメッセージが詰まっています」と、アピールしていた。

 ドキュメンタリー映画『うみやまあひだ―伊勢神宮の森から響くメッセージ』は24日より109シネマズ二子玉川ほか全国順次公開!

 ※インタビュー対象者
 伊勢神宮神職:河合真妙
 建築家:隈研吾
 宮大工棟梁:小川三夫
 映画監督:北野武
 神宮司廳営林部:倉田克彦
 木曽池田木材三代目:池田聡寿
 法隆寺管長:大野玄妙
 京都大学名誉教授:田中克
 脳科学者・作曲家:大橋力
 牡蠣魚師:畠山重篤
 生態学者:宮脇昭
 料理人:成澤由浩

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阿川佐和子
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宮澤正明監督
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