シリーズディレクターの古田丈司氏、プロデューサーの寺本知資(さとし)氏が20日、都内で行われた新作アニメ『聖闘士星矢 黄金伝説― soul of gold ―』(監督:古田丈司)のプレミア先行試写会に出席した。他に、俳優・細川茂樹(43)、ニコニコ動画の人気カテゴリ「歌ってみた」出身で、同作の主題歌を担当する男性5人組ボーカルグループ『ROOT FIVE』から蛇足、みーちゃん、けったろの3人も登場。
同作は、車田正美氏の人気漫画『聖闘士星矢』は、1985年~1990年にかけて少年漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載。1986年からはTVアニメ化され大ヒット。テレビ放送から30周年を迎える記念プロジェクトとして、正統なる続編として製作された新作テレビアニメ。
物語では、タイトルのとおり『聖闘士星矢』で絶大な人気を誇り、「冥王ハーデス編」にてペガサス星矢たちを助け、消滅していったはずの12人の黄金聖闘士(ゴールドセイント)による新たな戦いが描かれる。
古田監督が「原作の続きで、裏で行われていたサイドストーリーのような話」と、ストーリーを説明する。
冥王、ハーデスとの戦いのさなか、星矢たちの突破口を切り開くため、自らの命を散らし、嘆きの壁を破壊した黄金聖闘士(ゴールドセイント)たち12人。しかし、消滅したはずのアイオリアと黄金聖闘士たちは、なぜかアスガルドという大地に復活していた。
「グレイテスト・エクリプス」という技がまだ解けていなかったという事実が判明する。エリシオンで星矢たちが戦っている裏で起こっていた別の地球の危機にアイオリアたち黄金聖闘士(ゴールドセイント)が立ち向かっていく。
古田監督は、「黄金聖闘士(ゴールドセイント)12人が活躍するのはもちろん、原作アニメでもそんなになかった黄金聖闘士(ゴールドセイント)たちの私服姿、クロスボックスを背負っている、装着するシーン(キャンサーやアルデバランなどいろんなキャラが装着する)。アニメ本編でもそんなになかったので、その辺をキッチリと。アニメファンがニヤリとするシーンを仕込んでいますので、その辺りを楽しんでいただければ」と、自信たっぷりに言う。
寺本プロデューサーは、「黄金聖闘士(ゴールドセイント)としての人物たちを原作と同じぐらい深堀りをしていければ。アイオリア(獅子座の黄金聖闘士)と兄であるアイオロス(射手座の黄金聖闘士)新しい兄弟の絆を熱く描いていけている。聖闘士たちの話なので、デスマスクやアフロディーテなどのセイントも活躍しますので、今回一人ひとりの魅力を最大限に伝えていける作品だと思っていますので、各星座を持つ方々、各星座のファンの方々も期待していただければと思います」と、期待感いっぱいに語った。
新作アニメ『聖闘士星矢 黄金伝説― soul of gold ―』は、4月11日より全世界の246の国と地域に向けて配信・放送がスタートする。