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高橋克典 禁忌の愛で「自分をボロボロにする恋」!熱中症に病院でモーニングコール

高橋克典 禁忌の愛で「自分をボロボロにする恋」!熱中症に病院でモーニングコール
「良心的な映画」とPR(左から寺島、高橋、細野監督)

 俳優・高橋克典(47)が7日、都内で主演映画『私の叔父さん』(監督:細野辰興/配給:マジカル、Thanks Lab.)初日舞台あいさつに、女優・寺島咲(21)、細野監督とともに登壇した。

 第91回直木賞を受賞した作家・連城三紀彦の短篇集『恋文・私の叔父さん』が原作。田原構治(高橋)の元に亡くなった姪・夕季子(寺島)の娘・夕美子(松本望)が訪ねてきたことから、19年前という過去にあった構治と夕季子の禁忌的で切ない恋愛が構治の口から語られる。一つのキーポイントとなる舞台の九州での先行上映を経ての開催となったが、本日の舞台あいさつの予約販売は数分で完売するという人気ぶりを見せた。

 上映終了後、感動の涙でまぶたを濡らす観客から拍手で迎えられた、ノーネクタイのスーツ姿の高橋。20代と40代を演じわけたことに、「記憶の構治で、若い時しかない感じで傲慢さとか弱さとかを演じました。楽しかったですし、俳優として挑戦しがいがあった」と、胸を張る。

高橋克典 禁忌の愛で「自分をボロボロにする恋」!熱中症に病院でモーニングコール

 細野監督とは、映画を撮影する若者たちの熱気を描いた映画『竜二Forever』以来10年ぶりのタッグで、細野監督は、「高橋くんの10年間の成長が見えた」と、満足げに身振り手振り交え話したが、当時、真夏の2DKの部屋に60人が入って撮影したりという過酷な撮影だったことを振り返った高橋は、「あれから10年ソフトな感じになりましたよ」と、遠い目をしながら語り観客を沸かせることも。

 禁忌の恋がテーマなだけに、高橋は、「パンドラの箱に入れておきたいような記憶で、自分をボロボロにする恋」と、作品を評する。相手役の寺島も、最初は叔父に恋をするのか分からない上に、高橋のイメージ主演ドラマ『特命係長・只野仁』の只野と思って撮影に臨んだそうで、「撮影中は全然イメージが違って、待ち時間も私しに話しかけてくれた。高橋さんみたいな素敵な叔父さんだったらそういう関係になるかもって。構治と夕季子の関係になれた」と、信頼関係が築け作品に反映されているそう。

高橋克典 禁忌の愛で「自分をボロボロにする恋」!熱中症に病院でモーニングコール
細野監督が熱弁するが…

 そんな高橋は、寺島の方に向き合い、「すれたところのない大人の女性と少女の時期だなと思います。演じ始めると役にのめり込んで、鏡の向こうに入っているような感じで、みずみずしい芝居をされる方」と、気持ちを伝えると寺島からは笑みがこぼれることも。

 また、真夏に撮られた作品に、高橋が、「熱中症になったこともありました。やめればいいのに近くのスーパーでお刺身を買って、それが当たってしまって、モーニングコールは病院の看護婦さんにしてもらって、点滴を打って、撮影所に向かいましたね」と、エピソードを明かすと、場内が笑いに包まれる一幕もあった。

 最後に寺島から、「かなわぬ思いと悲しさがあると思います」とPRすると、高橋も、「人の人生に大きな物を与えるものが感じてもらえたら。男女の細かい機微を描いた良心的な映画です」と、アピールしていた。

 4月7日より銀座シネパトス、新宿K‘sシネマ、立川シネマシティーほか全国順次ロードショー!

高橋克典 禁忌の愛で「自分をボロボロにする恋」!熱中症に病院でモーニングコール
高橋克典
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寺島咲
高橋克典 禁忌の愛で「自分をボロボロにする恋」!熱中症に病院でモーニングコール
細野辰興監督
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