“まどマギ”の愛称で親しまれているアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』がポップカルチャー作品を選ぶ初の国民投票『SUGOI JAPAN Award2015』で初代グランプリとなったことが12日、東京・大手町のよみうり大手町ホールで開かれた同賞授賞式で発表された。
『SUGOI JAPAN Award2015』は“日本のスゴイ!を世界のスゴイ!へ”をコンセプトに「この素晴らしい作品を世界中の人々にも紹介したい!」 「世界でも大ヒットするにちがいない!」と熱い支持を集める日本のポップカルチャー作品を、ファン自身の国民投票によって選出。海外へ発信することを目的にしたものとなる。
「マンガ部門」「アニメ部門」「ラノベ部門」「エンタメ小説部門」の全4部門203作品の中から、各部門のトップ10に輝いた作品を表彰するもの。昨年10月から同12月31日までの投票期間に7万7631票(二重投票は不可)が集まった。『魔法少女まどか☆マギカ』はアニメ部門で1位および全部門を通して最多得票となりグランプリとなった。
同作プロデューサーでシャフトの久保田光俊氏が登壇し、受賞へのお礼を述べると、ノミネートされた他作品へも、「どの作品もすべて全身全霊をかけて制作されていると思います。制作スタッフの励みにもなると思いますので、1本でも多く観て頂けるように」と、願いを込めていた。
主催となる読売新聞東京本社取締役で実行委員長の松田陽三氏は「このイベントを始めてよかった。来年もこのイベントを続けていきたいと思っております」と、来年の開催も誓っていた。
ほか、マンガ部門では『進撃の巨人』、ラノベ部門が『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、エンタメ小説部門が『図書館戦争』シリーズとなった。
■以下、各部門ごとの上位10作品
◯マンガ部門
1位:進撃の巨人(講談社 KCマガジン)
2位:銀の匙 Silver Spoon(小学館 少年サンデーコミックス)
3位:ハイキュー!!(集英社 ジャンプコミックス)
4位:3月のライオン(白泉社 ジェッツコミックス)
5位:宇宙兄弟(講談社 モーニングKC)
6位:日常(KADOKAWA 角川コミックス・エース)
7位:ワンパンマン(集英社 ジャンプコミックス)
8位:乙嫁語り(KADOKAWA ビームコミックス)
9位:聖☆おにいさん(講談社 モーニングKC)
10位:暗殺教室(集英社 ジャンプコミックス)
◯アニメ部門
1位:魔法少女まどか☆マギカ(シャフト/アニプレックス)
2位:TIGER & BUNNY シリーズ(サンライズ/バンダイビジュアル)
3位:コードギアス 反逆のルルーシュ(サンライズ/バンダイビジュアル)
4位:アイドルマスター(A-1 Pictures/アニプレックス)
5位:ラブライブ!(サンライズ/バンダイビジュアル)
6位:蟲師(アートランド/マーベラス,アニプレックス)
7位:進撃の巨人(WIT STUDIO/ポニーキャニオン)
8位:夏目友人帳(ブレインズ・ベース/アニプレックス)
9位:PSYCHO-PASS(サイコパス Production I.G/東宝)
10位:STEINS;GATE(WHITE FOX/KADOKAWA)
◯ラノベ部門
1位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(小学館 ガガガ文庫)
2位:ソードアート・オンライン(KADOKAWA 電撃文庫)
3位:狼と香辛料(KADOKAWA 電撃文庫)
4位:ノーゲーム・ノーライフ(KADOKAWA MF文庫J)
5位:人類は衰退しました(小学館 ガガガ文庫)
6位:Fate/Zero(星海社 星海社文庫)
7位:魔法科高校の劣等生(KADOKAWA 電撃文庫)
8位:バカとテストと召喚獣(KADOKAWA ファミ通文庫)
9位:ミミズクと夜の王(KADOKAWA 電撃文庫)
10位:俺の妹がこんなに可愛いわけがない(KADOKAWA 電撃文庫)
◯エンタメ小説部門
1位:図書館戦争シリーズ(KADOKAWA 角川文庫)
2位:新世界より(講談社 講談社文庫)
3位:夜は短し歩けよ乙女(KADOKAWA 角川文庫)
4位:天地明察(KADOKAWA 角川文庫)
5位:告白(双葉社 双葉文庫)
6位:虐殺器官(早川書房 ハヤカワ文庫JA)
7位:Another(KADOKAWA 角川文庫)
8位:死神の精度(文藝春秋 文春文庫)
9位:チーム・バチスタの栄光(宝島社 宝島社文庫)
10位:俺俺(新潮社 新潮文庫)