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【アカデミー賞】[助演男優賞]岡田准一、耳かきをプレゼントされた!「耳カスは渇き?濡れてる?」と問われ

【アカデミー賞】[助演男優賞]岡田准一、耳かきをプレゼントされた!「耳カスは渇き?濡れてる?」と問われ
岡田准一は優秀助演男優賞を受賞した

 俳優・岡田准一(34)が27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」で、『第38回日本アカデミー賞』授賞式が行われた。岡田は映画『蜩ノ記』(監督:小泉堯史/配給:東宝)で、優秀助演男優賞を受賞した。

 岡田は、主人公・戸田秋谷(しゅうこく)の切腹の日まで監視役として、秋谷の元に派遣された檀野庄三郎を、秋谷の人間性に触れるうちに心情が変化していくさまを丁寧に説得力を持って演じた。

 様々な武術を学び、自ら演じるアクションにも定評があり、本作でもその高い身体能力で殺陣のシーンを見事にやり遂げた。これまで19本の映画(うち2本のアニメと洋画吹替1本で声優)出演歴があり、『花よりもなほ』(06年)で『第19回日刊スポーツ映画大賞』石原裕次郎新人賞を受賞している。

 岡田は、「一発勝負という中での撮影で緊張感ありました。映画人というか、映画を昔から撮ってこられた方々と現場での経験は、(自分にとって)すごく大きな経験でした」と、思いを。

 西田が、「裏山で居合い抜きの稽古をしている時の剣さばきは、(岡田君、)モノノフでした」と、岡田を褒めると、「監督自身もいあいぬきやるので、監督のOKをいただけるまでやらないといけないというプレッシャーもありました」と、苦笑い。

 長年、黒澤明監督の助監督を務めた小泉堯史監督の作品ということで、クランクアップの際に黒沢監督ゆかりのものをいただいたという。

 そのゆかりのものとは、「耳かきを頂きました。人の言葉、言うことに耳を傾いていける俳優になってくださいと(いう意味が込められています)。そういう託していただけるのがうれしい現場でしたね。それ以降は現場にいつも持っていくようにして、お守りみたいに」と、神妙に語る。

 そこへ西田敏行が、「黒澤明監督の耳カスみたいなのはついているんですか?」と、和ませる質問を。これに岡田は、「耳かすはついてなかったですけど」と、笑いながらもちゃんと答える。すると、さらに西田は、「岡田君の(耳カスは)渇きの方ですか?濡れているほうですか?」と、突っ込んだ質問をぶつける。これにも、岡田は、「乾きのほうです」と、はぐらかさずに答えると、会場からも拍手と笑いが!

真木よう子は、「完成作品を始めてみた時、役所さんとご一緒だったそうですが」と、起動を修正する質問を。岡田は、「そうですね。役所さんは尊敬する大先輩なので現場でも時代劇に取り組む姿勢など、いろんなものを勉強させていただいたり、お聞きしたり、インタビューしながら、いろいろ教えていただきました。いっしょに横で試写観させていただいて、役所さんが涙流されていて、少しでも力になれていたのが良かったと思いました」と、謙虚に語った。ちなみに、役所は号泣したという。

 


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