“キャンゴー”の愛称で親しまれているアイドルグループ『CANDY GO！GO！』のなぎさりん（23）が21日、東京・イオンシネマ板橋で主演映画『TOKYO 地下IDOL』（監督：菊地恭兵／配給：トリプルアップ）初日舞台あいさつにグループメンバーの関根ゆみ（23）、佐伯かな（23）、円田はるか（19）、菜月アイル（23）、磯野未来（20）、高城しおり（19）、三浦裕子（20）、菊地監督とともに登壇した。
アイドル専門レーベルLOVEMAXレーベルのアイドルを中心にアイドルのライブステージと日常に約3ヶ月密着したドキュメンタリー作品。『CANDY GO！GO！』は渋谷系地下アイドルとしてロックとアイドルを軸に2010年7月から活動しており、昨年10月に発売となったデビューシングル『神様のイジ悪』はオリコンデイリーランキングで8位に入るなど、アイドルシーンにその存在感をじわじわと刻みつけつつある。
劇中でも着ていたライブステージ衣装で登壇したメンバーたち。なぎさは主演ということで、初日にはなみなみならぬ思いがあるようで、「前日から気合が入ってるんです！できるだけスタイルよく見せたいから、巨乳に見えるようにリンパマッサージをして来ました。身も心も主演女優らしく来ました！」と、意気込む。
そんな勢いのいいなぎさとは対称的に関根は、「今の状況を伝えることができて嬉しく思っているのと、影でもアイドルをやっているんだよというのを知ってもらえたら。支えてくださっているファンのみなさんやスタッフさんへ感謝します」と、真面目なコメントに、なぎさは「これを言いたかったんですよ！」と、苦笑い。
あいさつ中、佐伯が「恭兵監督」と下の名前で呼ぶことがあったが、ほかのメンバーから、“何かあったの？”という疑惑の眼差しが向けられ、これにさえきは「菊地監督のことを“き”と切り出そうと思ったら“きょ”って切りだしちゃって（苦笑）。何もなかったですよ」と、弁解して沸かせることも。
さらに、なぎさは、本作撮影中の昨年10月に喉治療中とのみ公言していたが、実は本作で手術していたという衝撃の事実が明かされており、観客へ向け、「やっと伝えることができてスッキリしました。言いたくてしょうがなかったんです」と、気持ちを明かす。その声の出すのを止められた期間を経て久々に出した声は、家族への「おはよう」だったそうだが、その一言に涙しそうになったというエピソードを披露していた。
そして本作へ菊地監督が本タイトルをつけたことへは、「地下アイドルと言われると下に見て地下アイドルという言葉で世間で使われている感じがあるんですけど、あえてそれを地下と言っているのは、そこをそう思っている人たちへの挑戦というというのもありますし、彼女たちは地下アイドルと名乗りたくて名乗っているわけじゃない。そう言われてるけどこれだけ頑張ってるというのを訴えたかった」と、熱い思いを明かしていた。
また、菊地監督が、「70分映画ですが、素材は何100分とあるので…」と話すと、なぎさは、「続編ですか！？」と、前のめりになり笑いを誘うこともあった。
映画『TOKYO 地下IDOL』は21日から3月6日までイオンシネマ板橋にて公開！
