『第24回東京スポーツ映画大賞授賞式』が22日、都内ホテルで行われさまざまな女優、お笑いタレントらが登壇して、盛り上がり司会はガダルカナル・タカ(58)と江口ともみ(47)が務めた。
ひと味違う目線で愛されている東スポ主催。タレント・ビートたけし(68)が審査員長を務めており、独自目線で選ばれた作品と俳優を表彰する『第24回東京スポーツ映画大賞』と同時に、その年の話題となった人を表彰する『第15回ビートたけしのエンターテインメント賞』が開かれた。
会が始まると、まずは『話題賞』から始め、たけしが「話題賞は小向美奈子です」と言い出しブラックジョークで笑いを誘いつつ、今回の受賞者である歌手・May J.(26)が白のノースリーブドレス姿で登場。「今回素晴らしい話題賞を頂けて嬉しいです。ありがとうございます!」と、笑みを見せると、ディズニーのアニメーション映画『アナと雪の女王』の日本版主題歌『Let It Go~ありのままで~』のサビの部分数小節をアカペラで披露。圧倒的歌唱に場内が拍手に包まれたが、たけしは、「歌ってもらえたのにアカペラですよ。このセコさがMay J.さんの歌声をさらに引き立てている」と、独特の賞賛をしていた。
会の途中では『第24回東京スポーツ映画大賞』の主演男優賞にお笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』の上島竜兵(54)が輝いたがその理由について、「本当は主演男優賞の該当がなかったが捨てるくらいなら上島にやるかというのと、壇上でどんな顔をするのか観てみたい」と、同紙らしい理由からだったのだとか。そして上島が登壇すると、たけしは「よく来たなお前」と呆れ声で、「主演男優賞を捨てようとしてたら『上島ジェーン “ビヨンド”』とあって」と、たけしが監督した『アウトレージ ビヨンド』の“ビヨンド”がこの賞につながったことを明かし、上島は上島で「パクりました」と、悪びれもせず楽しんでいる様子も。
そんな上島は「本当に光栄なんですが、昨年は松田龍平さんで“りゅうへい”つながりですよ!やるねタケちゃん!」と、言い出したけしがツッコミを入れたり、肥後克広(51)、寺門ジモン(52)も登壇し、『ダチョウ倶楽部』の伝統芸であるおでんで、場内を爆笑の渦に引き込んでいた。
続けて、昨年はゴーストライター問題で話題となった新垣隆氏が登場し『交響曲 足立区第二楽章』の生演奏で爽やかな気持ちになれるような出だしから、少しセンチメンタルな余韻が残る感じの楽曲に場内は拍手喝采だった。
ほかにも、日本芸能大賞に輝いた『博多華丸・大吉』が終了後の囲み会見で、「たけしさんがいろんなところでおもしろいと言ってくださるんですが、じゃあやってみろというのでやることになることがあって、本音を言うとありがた迷惑なんで、早く『THE MANZAI2015』をやって新チャンピオンが出てほしい」と、プレッシャーを感じている実情などをしみじみと話し、笑いを誘っていた。
■「第24回東京スポーツ映画大賞」詳細
◯作品賞:該当なし
◯監督賞:呉美保『そこのみにて光輝く』
◯主演男優賞:上島竜兵『上島ジェーン』『上島ジェーン ビヨンド』
◯主演女優賞:宮沢りえ『紙の月』
◯助演男優賞:寺島進『イン・ザ・ヒーロー』
◯助演女優賞:大島優子『紙の月』
◯新人賞:劇団ひとり『青天の霹靂』
◯技術スタッフ賞:江川悦子(特殊メイク)
◯外国作品賞:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督作品)
■「第15回ビートたけしのエンターテインメント賞」詳細
◯特別賞:白鵬、黒田博樹
◯話題賞:May J.、新垣隆、江角マキコ&長嶋一茂
◯日本芸能大賞:博多華丸・大吉
◯日本芸能賞:テンダラー、どぶろっく、日本エレキテル連合
◯0.5発屋賞:スギちゃん
◯特別芸能賞:ナポレオンズ、三増紋之助、立川談春