タレント・なすび（39）が3度目となるエベレストへのチャレンジをすることを8日付の自身のオフィシャルブログを通じて発表した。
なすびは、福島県出身で、これまで福島に「元気」と「勇気」、「夢」と「希望」を届けるという目的のため「エベチャレ！」と題して世界最高峰のエベレストに挑戦している。昨年は複数の犠牲者を出した大規模な雪崩事故により断念という結果となり、その後も、ブログやイベントなどで無念さを口にしていた。
昨年5月以来、久々にブログを更新したなすびは、「ここに至り、私は三度、エベレストを目指す決意を固めました」と宣言。
「二度の大きな挫折を通し、私は自分が何なのか？何をしたいのか？何処に向かって行きたいのか？色々と思いを巡らせました。でも、その信念というのか、基本理念みたいなモノは、今もずっと変わっていなくって、寧ろ震災当初より一層強くなっていたりもします。失うモノは無くても、命懸けでも護りたいモノが有って、それが福島で、その福島を誤解無く理解してもらいたい」という思い。
それとともに、「今行動する事でのみ未来は変えられるし、もしかしたら、過去は変えられなくても、今何かをする事で、過去を塗り替えられたり、過ちを灌ぐ事は出来るのかも知れない。だから今が大事で、今を大事にして行く事は、過去を省みる事で有って、未来を創り上げる事になる。そこで私は考えるだけじゃ駄目な気がしたので、行動する事にしました」と、心情を明かしている。
なお、登山資金についてはインターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募る方式のクラウドファンディングを利用するとしている。
