エヴァンゲリオン20周年記念特別プロジェクト『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』が30日よりスタートとなった。
アニメーション作品『エヴァンゲリオン』20周年を記念したプロジェクト。その内容としては、エヴァ零号機によって投げられた『ロンギヌスの槍』が月面に到達するという名シーンの再現を目指し、プロジェクト名通り全長240mmのチタン合金（予定）のロンギヌスの槍を物理的に月に刺すことを目的としている。
なぜこんなことが企画されたかについては、多くの人びとに愛される人気アニメが月に到達することによろ、これまで一般の人々には馴染みの薄かった「リアルな、実際に関われる存在としての宇宙」を、より身近な存在にしたいという思いから。アポロにより人類が初めて月に到達した時のような、冒険やエンターテインメントに特化したからこそ感じ得る純粋な「ワクワク」を本舗ロジェクトで提供していく。
この『ロンギヌスの槍』の月への打ち上げや槍の放出にかんしては米・XPRIZE財団が主催しGoogle社が協賛する月面無人探査コンテスト『Google Lunar XPRIZE』に参加する日本の民間宇宙開発チーム『HAKUTO（ハクト）』の全面協力にて実現を試みる。
なお、打ち上げに必要な費用、約1億円はインターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募る方式の「クラウドファンディング」を採用。30日より開始となり4月5日午後11時に終了。目標金額1億円を達成した場合のみプロジェクトが実行される。実行までこぎつけた場合は、2015年末～2016年末にロケットの打ち上げを予定している。
ミッションフローとしては、（1）槍および月面ペイロード放出機構を積んだランダー（月着陸船）をロケットに搭載し、打ち上げ（米国より）。（2）ロケットから切り離されたランダーが月へ向かう。（3）ランダーが月面に着陸。（4）ランダーに搭載された月面ペイロード放出機構より槍を放出し、内臓カメラにて撮影となっている。打ち上げから月面までの輸送は別途輸送サービス提携企業との契約の下に実施予定となる。
このプロジェクトのスタートに『エヴァンゲリオン』の原作者の庵野秀明総監督は、「空想、妄想の世界を描いたアニメ作品の表現が、現実の世界で本気の遊び、エンターテイメントとして再現される計画に、驚きと喜びと感慨と深い感謝を覚えます。成功を祈ります」と、メッセージを寄せている。
本プロジェクトの詳細などは特設サイト（https://readyfor.jp/projects/evangelion）にて！
■プロジェクトSNS
Twitter：@Eva20th_lo
Twitterハッシュタグ：#エヴァ月
Facebook：https://www.facebook.com/team.Longinus
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