タレでント・デヴィ夫人（74）が22日、東京・渋谷の東急プラザ 渋谷6Fで開かれた『東急プラザ 渋谷 タイムスリップギャラリー』プレス・プレビュー＆オープニング式典に出席した。
渋谷の再開発のため今年3月22日に49年歴史をもって閉館する東急プラザ渋谷。それに伴い、1960年代から現代までの同所の歩みを写真やジオラマなどで振り返るギャラリーを閉館日まで同所で展開する。デヴィ夫人は19歳まで東京で暮らし、現在、渋谷・松濤地区に住んでおり、渋谷を故郷のように感じているということもありゲストとして呼ばれることとなった。
毛皮のコート姿で登場したデヴィ夫人は、報道陣を前にそのコートを脱ぎ去り、80年代にはやったサーファーディスコ風衣装を披露。「軽いから着心地がいいですね。女エルヴィス・プレスリーになった感じ」と、70代になっても衰えぬ抜群のスタイルで報道陣からのフラッシュを多数浴びることに。
ギャラリーを一巡してみて、「感慨深かったですね。これがなくなってしまうのかという寂しさがあります」と、同館閉館を惜しむ声も。その中にはサーファーディスコ展示コーナーも設けられるが、「あのころの若人たちが喜び、幸せを感じたのかなという思いがあります。こうしたことに喜びを感じ、ファッションの相違なんかを考えて、感慨深いものがありました」と、その年代を生きた人としてしみじみ。
報道陣に手の振りまでつけたノリノリなダンスを見せていたデヴィ夫人は、ディスコについて、「クラシックの社交ダンスと全然違って、音楽に合わせて体を動かすシンプルな動き、躍動して心弾ませるというのは、戦前、戦中、戦後に日本人がああした開放感を感じるということがなかったと思うんです。だからディスコがあれだけはやったのではないかと思っています」と、持論を展開。
そんな文化を生み出している渋谷という街へ、「今の渋谷は戦後育ちの私としては想像つかなかった。活気あふれる、流行の発信地で素晴らしい。街に出ると人の多さに酔ってしまう。日本のエネルギーを感じます。未来が楽しみです。整理し整頓した近代的な高層ビルが立って景観が違ってしまうかもしれませんが、もっと大人の方もエンジョイできるようなシックな街になってほしい」と、期待を寄せつつ、自身の渋谷デートの思い出を問われ、「初恋です。ものすごいきれいな男性でした。回想録に載ってますから紀伊國屋さんで買って下さい」と、ちゃっかり自著と同所内施設をPRする姿を見せていた。
『東急プラザ 渋谷 タイムスリップギャラリー』は1月22日から3月22日の閉館日まで展開中！
※係争中のことなどへのコメントはコチラ！（デヴィ夫人、淡路恵子さんの長男・島英津夫氏との係争について、「すべて法廷で決められること」）
