歌手・長渕剛(58)が31日、東京・渋谷NHKホールで開催された『第65回NHK紅白歌合戦』に白組で登場した。
1990年、03年、11年に続いて4度目の紅白登場となる長渕。紅白といえば、その年のヒット曲を歌うことが通例だが、今月5日に配信された新曲『明日へ続く道』で今回の紅白に臨む。
歌の前に嵐により長渕からのメッセージが読み上げられた。
「あれから3年、僕たちは大事なものを無くした悲しみを共有できただろうか。今年も多くの災害があった。なにかに打ちひしがれている人たちもいる。それでも、みんなに何かを抱えながら必死に生きている。日本というこの国で自然と向き合って生きていこうという決意。明日へと向かって前に進む仲間がいるということをもう一度確かめ合い、前に進みたい」
スポットライトで照らされたステージの中央で浮かび上がる人影。ピアノと1つのライトだけというシンプルな演出の中長渕はマイクスタンドを握りしめ、膝蹴りモーションをはさみながら、「あきらめないで」と力強い声で呼びかけた。