
大ヒットゲームを舞台化した超歌劇「幕末Rock」(脚本・演出:吉谷光太郎)の関係者向け公開稽古が24日、東京・天王洲銀河劇場で行われ、俳優・良知真次(31)、太田基裕(27)、矢田悠祐(24)、輝馬(25)、佐々木喜英(27)が報道陣の取材に応じた。主人公の坂本龍馬役を演じる良知は「ゲーム、アニメファンの方が舞台を見にきたときにどう思うかはわからないが、役者としてジャンルを超えて、見終わった後にあしたも仕事がんばろう!とか熱いパッションを届ける龍馬を演じたい」と意気込んだ。
幕末を舞台に、志士(ロッカー)たちが音楽で新しい時代を創るという異色ストーリーで、若手実力派俳優たちによる、作中にふんだんに盛り込まれた本格的なRock楽曲と、圧巻の雷舞(ライブ)パフォーマンスも見どころ。
この日、稽古を終えた直後に取材に応じた5人だが、良知は「(稽古が)終わったなと同時に、(本番が)これから始まるなという気持ち。約1カ月間稽古して、(キャストの)みなさん忙しくてなかなかそろわなくてバタバタだったが、芝居を通してみると、ひとつになっていた。やる度にパッションが生まれて、このメンバーだと怖いものなく、初日も臨んでいけると思う」と仕上がりも上々の様子だ。
作品は超歌劇=ウルトラミュージカルであることも特長だが、「芝居に歌、ダンス、アクロバティック、殺陣とすべてある。ウルトラミュージカルってなんだろう?とよく考えるが、作品はお客さんとつくるミュージカルであることを大切に表現していけたら。幕末の時代を生きた人々のパッションをみんなでひとつになって伝えたい」としみじみと話した。

そのほか、高杉晋作役の太田は「この作品はライブか芝居かわからないまま稽古をやっていたが、きょうの稽古でお客さんがこういう空気感になるんだというのがわかった。原作ファンの期待を裏切らないようにがんばりたい」。桂小五郎役の矢田も「エアードラムもロックも初挑戦。ドラムを叩きながら歌うのがむずかしかったが、そこをぜひ、見てほしい」。土方歳三役の輝馬は「(公開稽古で)いい意味での課題が見つかったので、お客さんのために改善して高いものをつくっていきたい」。沖田総司役の佐々木も「芝居の感情に持っていくのが大変だったが、やっと”沖田総司”になれた感じ。個人的にはペガサスに乗って上から降りてくるシーンは原作に忠実にやったので、ぜひ見てほしい」とそれぞれにPRしていた。
24日夜開幕!






