現在の音楽シーンで、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を高めているアーティスト・大森靖子。彼女の楽曲「背中のジッパー」の作詞・作曲者であり、シンガーソングライター／ドラマーの「関口萌（せきぐち・はじめ）」も今、人気を高めているアーティストの1人だ。
そんな彼の楽曲『アウトサイダーガール』が現在、話題の音楽サービス「Frekul（フリクル）」にて、期間限定で無料配信されている。
舌足らずなようでも抜けの良い彼の声は、アンニュイさを持ち合わせながら、耳に心地よく入ってくる。家出少女を題材にした歌詞は、どこか小説や映画のような雰囲気。穏やかなメロディとともに、物語は進んでいく。
バンド「UNDERBOYS」「Paradise」、最近では倉内太とのバンド「kraft chorus」などのメンバーとしても活動も行なっている「関口萌」。“ひとりぼっちでぐっとくる歌”を追求し続け、これまで自主製作のCDR作品を6枚発表。そして今年、配信されている楽曲『Phantom Sea』を含んだ初のソロでのフルアルバム『Phantom Sea』を発売した。
楽曲だけでなくジャケットも自ら描き下ろすなど、多彩な才能で魅せる「関口萌」。センチメンタルで優しく胸を突いてくる彼のフォークソングは、どんな時に聴いても心を穏やかにしてくれる。（津田聖治）
【関口萌】
1984年、神奈川県生まれのシンガーソングライター。バンド「Paradise」でのドラマーを務めながら並行で、2010年にソロでの弾き語り活動を開始。2014年には、ソロでの初フルアルバム『Phantom Sea』を発売。他アーティストへの楽曲提供やイラスト制作もしており、アルバムジャケットも自ら描き下ろしている。
