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AKB48メンバー襲撃事件裁判始まる!隣のレーンで下見!傍聴人に金属探知機に警護3人の異例

 岩手県滝沢市で5月、人気アイドルグループ「AKB48」のメンバー川栄李奈さん(19)、入山杏奈さん(18)、男性スタッフをイベント中にのこぎりで切りつけた事件で、傷害などの罪に問われた青森県十和田市の無職梅田悟被告(24)の初公判が4日、盛岡地裁で開かれた。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系、月曜~金曜・午後1時55分~)が速報で伝えた。

 午後1時30分から開廷された裁判。盛岡地裁はこの裁判に限り、開廷前に傍聴人を金属探知機で検査。さらに被告人の周りを警察官が2、3人で警護する異例の対応を取った。ミヤネ屋では、裁判所や地元記者に取材した結果として、「この裁判に限ったことで、AKB48の熱烈のファンが、仕返しすることを警戒。被告人保護のため」と報じた。

 刃先にカッターナイフの刃を4枚を接着剤で貼り付けた、折りたたみ式の殺傷能力を高めたのこぎりで切りつけ、重傷を負わせたとしているが、逮捕時に「殺人未遂容疑」だったものが「傷害罪・銃刀法違反」の起訴となった。

 この点についてスタジオでは、殺意を伺わせる証言が得られなかったことと、傷害の場所や傷口の深さなどが起因しているのではないかと分析していた。

 やや猫背で早口にしゃべるという梅田被告。「2人の女性メンバーを傷つけたことに間違いないか」と問われると、「間違いありません」と認めたが、「男性を傷つけたことに間違いないか」と問われると、「傷つけていません」と、容疑を否定。

 「自分の意志として傷つけていない」ということを言いたかったのだろうが、意志が伝わらず、ここで、弁護士と再打ち合わせをするために30分休廷となる。再開後、あらためて、「止めに入った男性を傷ついてしまったことに間違いないか」と、質問もよりわかりやすく問い直されると、「間違いありません」と、認めた。

 この日、明らかになったこととして、事件直後は「誰でもよかった」と語っていた犯行動機が、そうでないことがはっきりした。

 検察側は冒頭陳述で「自分は職を失い働けないのに、AKBメンバーは人気があって多額の収入がある。不満を解消しようと犯行に及んだ」と、述べたという。

 また、『news every.』(日本テレビ系、月曜~木曜・午後4時53分~、金曜・午後4時50分~)によると、検察は、「(逮捕時に握手券が2枚あったが、)1枚目で下見し、別なメンバーと握手を済ませた上、2枚めの握手券で隣のテントに入り犯行に及んだ」ということや、「凶器となったノコギリは、柄にすべり止めのテープを巻き、自宅にあった段ボール箱で試し切りをしていたことなど、用意周到な計画性があった」と指摘した。

 弁護側は「(起訴内容を)争わない」とした。

 次回の公判は12月1日に行われる。

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