“ザ・ロック”ことプロレスラーで俳優のドウェイン・ジョンソン（42）が10月19日、都内の六本木ヒルズ 大屋根プラザで行われた映画『ヘラクレス』（監督：ブレット・ラトナー／配給：パラマウント ピクチャーズ ジャパン）のジャパンプレミアにブレット・ラトナー監督（45）らと登場。“ミスタープロレス”こと武藤敬司（51）、モデルのすみれ（24）も祝福に駆けつけた。
ギリシャ神話最大の英雄・ヘラクレスをリアルに、壮大に描く同作。ドウェインは役作りのために8ヵ月にわたる綿密なトレーニングを行い、棍棒を振り回す屈強なヘラクレスを熱演した。合戦シーンではハンガリーの広大なスタジオで、行進するギリシャの重歩兵、猛る馬たち、突撃するベッシ族を役者たちが再現。ラトナー監督は「『ベン・ハー』や『スパルタカス』のようにやりたいと思い、史上最大規模のセットを組みました」とアピールした。
「ロック！」「ロック！」という大きな歓声の中、ついに、ロックが日本に帰ってきた。ドウェインは「アントニオ猪木やタイガーマスク、日本のレスラーから影響を受けて育ってきました。東京ドームでは素晴らしい試合をした思い出があります。今夜はみなさんの大きな愛に感謝してます」と呼びかけた。
神話の英雄を演じたことに「ヘラクレスは子供のころの憧れ。信じられない偉業を成す世界最古のスーパーヒーロー。見た目からどう近づけるかということで、みっちりコアトレーニングを行いましたし、素晴らしいヘラクレスにしようと思い、役作りしました」と語った。
ファンから「WWE時代と今とのトレーニングの違いは？」という質問が。ドウェインは「WWEの時は連日連戦を重ねていて、体力を維持することが中心。最近はちょっと変わりました。クレイジーなくらい早起きをしていて、毎朝日の出前、4時ごろに起きてトレーニングをしてから朝食を摂るような生活を送っています」と回答。「ロック様の素敵な髪型はどれぐらいの頻度で手入れしているの？」とユニークな質問には「エレクトリックレーザーでほぼ毎日ケアしてるよ」と答えながら「触ってみる？」ととびっきりのファンサービスで会場を沸かせた。
そんな“ザ・ロック”にすみれは「本当にいい方で惚れちゃいましたね！」と絶賛。「カッコよくて心がピュアでやさしい。大好きになりました。パーフェクト！」と大興奮だった。そこに武藤がヘラクレスの衣装で乱入。歓声の中、「映画公開おめでとうございます」と笑顔で握手を交わした。ドウェインは「祖父も父もプロレスラー、親戚もムタさんと対戦したことがある。ムタさんにお会いできて大変光栄です」と語った。
しかし、話題が“ザ・ロック”の必殺技「ピープルズエルボー」になると、武藤は「ロイヤリティもらわないと」とニヤリ。武藤が「何回使ったの？」と聞くと、ドウェインは苦笑しながら「ちょっと拝借したんです。使ったのは1度だけです」と会場を笑わせた。
『ヘラクレス』は10月23日全国ロードショー！
