女優の武田梨奈（23）が10月19日、東京・幡ヶ谷の居酒屋『魚貞』でドラマ『ワカコ酒』（BSジャパン）の制作発表記者会見に野添義弘（55）、鎌苅健太（30）と登場した。
頭突きで瓦を割るCMや映画『進撃の巨人』などに出演し、本格アクション女優として注目を集める武田の初のドラマ主演。今回は得意のアクションは封印し、『月間コミックゼノン』で連載中の『ワカコ酒』を原作に、女の“ひとり酒”を堪能する26歳のOLを演じる。
作中でワカコの行きつけの店として登場する居酒屋では撮影の真っ最中。武田は「ワカコはお酒と食べることが大好き。ワカコの世界観があるので、どうやって作っていこうと思っています。観ている人がほっこりするようなドラマになればいいな」としとやかに語った。
空手の黒帯の腕前を持つ武田だが「今回は初めて気の抜けた私が出ています。お酒＝酔拳かなと思って、“酔拳をやりたいです”と監督に言ったら『今回はダメです』と言われました」と照れ笑い。現場では実際に料理を食べ、お酒を飲みながら撮影をしているということで「顔が赤くなったり、ほろ酔いなところが伝われば」とアピールした。
妙に日本酒が似合う武田だが、鎌苅は「『美味しさを表現するために弁当は食べない』と言っていたんですけど、ほとんど残ってない」と報告。武田は「すでに3キロ近く太っていて、顔がふっくらしてきました。でも逆にリアルなワカコに近づけたかな」と前向きに語った。
ワカコと似ているところを聞かれると「一人でぷらっとお店に入って一人で焼き肉とかするところ。食べるところと寝るところは邪魔されたくない。実家なので仕事終わりの唯一の一人の時間」と話す武田。ちなみに好きな料理を聞かれると「お米が好き。チャーハンに白米とかで食べます」と独特の嗜好を明かし「だから日本酒もハマってきました」と笑顔で話した。
また、お酒での失敗を聞かれると「布団で寝ていると思ったらトイレで寝ていた」と照れながら話し、「だからいつもは3杯までと決めているんです。酔拳に憧れがあったんですけど、私は逆に飲めば飲むほど弱くなるみたいです」と笑いを誘った。
最後は劇中でワカコが飲んだ後に発する「ぷしゅーー」という声を実演。「ワカコとともに1ヶ月半を生きたい。会社から帰った人が癒やされたり、“こういうお酒が飲みたいな”と思ってもらえるドラマにしたい。居酒屋で『ぷしゅーー』って言ってるのが聞こえたらいいな。流行語大賞狙ってます！」と意気込みを語った。
『ワカコ酒』は2015年1月8日BSジャパンで放送されるほか、RCC中国放送ほか地上波でも放送予定。
