アイドルグループ『ABC-Z』戸塚祥太(28)が17日、東京・TOHOシネマズ新宿で公開を迎えた主演映画『恋する●(=ハート)ヴァンパイア』(監督:鈴木舞/配給:)の初日舞台あいさつに、モデルで女優の桐谷美玲(25)、俳優・田辺誠一(46)、女優・大塚寧々(46)、主題歌『コロニー』を担当した・三戸なつめ(25)、鈴木舞監督らと登壇した。
ヴァンパイアの少女キイラの幼なじみで初恋の相手・哲を演じた戸塚は、「無事に公開する日を迎えて嬉しい気持ちでいっぱいです。この作品は、恋するパワーが持っている力、好きという気持ち、感情が持っている力というものが、観た人をハッピーにしてくれるんじゃないか。皆さんの手でこの『恋するヴァンパイア』をもっともっといい作品に育てていってくれたらと思っています」と、あいさつすると、90度に腰を曲げて、深々と一礼。
戸塚が演じる哲は冴えない青年で、最近の映画の流行りである“壁ドン”などの強気系男子とは正反対のキャラだが、「自分自身頼りない部分もありますし、緊張するとすぐにヘラヘラする部分もあったり、とても大人としてどうかなと思うようなことを、やっちゃう時もあるので、そういうところはシンクロしてたかな……」と、自己分析も交えて感想を述べると、ファンの女の子たちから笑いが。
服装もキイラちゃんとのデートの時に、「見事なハイウエストで!それは女性も初デートではショックですよね。でも、キイラちゃんが我慢して、哲くんを改造しようと頑張ってくれていたので」と。
そんな序盤の冴えないファッションの“ダサ哲”だったが、意外にも現場では人気だったそうで、「衣装さん、メイクさんから『ダサ哲いいよ~』って」と、桐谷から聞かされると、戸塚は、「ほんとに?支持者もいるんですよちゃんと」と、うれしそう。さらに、「自分としては、悪くなかったですね。全然抵抗なかったです。その後の“アフター哲”のほうが抵抗がありました」と語り、笑いを誘った。
そんな“ダサ哲”を相手役の桐谷はどう思うのかというと、「初デートであの服装はないと思いますけど、憎めない。可愛らしい男性はいいですよね。完璧すぎないところとか」と、女性心を。
すると戸塚は、「なるほど、完璧すぎない。だから人と人は支えあっている。いいですね」というと、失笑が漏れ、「なんか俺、空気違いますか?」と、不安げにあたりを見回していた。
また、主題歌『コロニー』を歌う三戸は、ナツ役として劇中でもこの曲を戸塚と共に披露している。そのシーンについて尋ねられると、「戸塚さんが歌うシーンの後ろでギター弾いているシーンなんですけど、外でセッションしたので楽しかったです」と、シーンを振り返りつつ、「戸塚さんに最初にお会いしたのが、さっきおっしゃっていた“ダサ哲”の格好のときだったんです。だから最初は戸塚さんだってわからなくて(笑)」と、“ダサ哲トーク”に乗って笑わせた。
同作品は、ヴァンパイアの少女キイラ(桐谷美玲)は、幼なじみで初恋の相手・哲(戸塚祥太)と8年ぶりに再会する。デートを重ねていくうちに、結婚して子供を産んで・・・と、将来の夢は膨らむばかり。しかし、キイラは人間とは恋ができないヴァンパイア。ヴァンパイアと気づかれた場合、相手をヴァンパイアにするか、相手の記憶を消さなければならないのだ。キイラのとった選択は――というラブストーリー
同作品は、絶賛上映中