女優・長澤まさみ（24）が24日、都内で行われた映画『モテキ』（監督：大根仁）のBlu-ray&DVD発売イベントに登場し、大根監督のセクハラ“口撃”に長澤はタジタジとなり、司会を務めたテレビ東京の相内優香（26）アナにも向けられた。
今回は、原作者の久保ミツロウ自ら、大人気だったTVシリーズ終了から１年後の設定で、映画用のオリジナルストーリーを書き下ろした。サブカル系草食男子が、突然、美女にモテはじめる“モテ期“に直面し、美女たちに翻弄される恋愛ストーリー。
アカデミー賞で、「監督の最後の命令で（長澤に）セクシーな格好をさせてきました」とし、会場を沸かせていただけに、この日も期待されたが、期待に反して、長澤はパンツルックで登場。
すると監督から、「まさみちゃんが今日はミニスカートじゃねえのかよと、皆さんがっかりされていると思います。マスコミの皆さんも、もう帰りたいと思っているでしょう。相内さんにフラッシュが多い」と、さっそくイジり、一般のお客さんも集まった会場を盛り上げる。
大根監督は、「男女のエロいキスシーンや描写が売りなだけに、はたして、そういうシーンをやってくれるか不安があった」そうだが、映画では、今までの清純なイメージを一新するように、キスシーンや胸を揉まれるシーンを演じ、第35回（2012年度）日本アカデミー賞』で「優秀主演女優賞」を獲得した。
そのキスシーンに演技指導があったのか問われると、「2人でやってみたんだよね」と、監督が横やり。長澤は笑いながら、「やってないです。全然やってないです。キスしてる最中に、『角度をこっち側に向けて』とか、監督の声が横から飛んでくるんです」と、まじめに語ると、「現場では、青春カメラといっていたんですが、AV業界で言うとハメ撮りですね」と、またまた下ネタ。
さらに、監督の“口撃”は、司会の相内にも及ぶ。長澤が演じた松尾美由紀が、「小悪魔的」とも「ビッチ」とも言われているが、「相内さん（の恋愛）はどうですか？」と、逆取材。会場がどよめく中、相内は、「私は基本的には、思わせぶりっていわれます」と、ポロリ。これに、監督は喜びながら、「美由紀タイプじゃないですか。『成長できない』とか言っちゃうんですか？」と、さらにツッコミ、相内を赤面させた。
さらに相内が、映画のワンシーンをみながら、「（長澤は）脚がキレイですね」というと、監督は、「相内さんはお尻の形がすごくいい。自身を持ってください。長澤さんのお尻は薄いんですけど、相内さんのは、プリッとしていて、前から注目していたんですよね」と、褒めちぎって赤面させていた。
最後に、「映画『モテキ』の続編は？」と問われると、監督は、ドラマ版に出演した野波麻帆が「第4回」で、長澤が「第5回」の「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞していることから、「続編があるとすれば沢口靖子さんです。初代東宝シンデレラなので」と、本気とも冗談ともつかない、軽妙トークで、トークショーを盛り上げた。
ストーリーは、31歳になった藤本幸世（森山未來）は、あいかわらず、金なし夢なし彼女なし。派遣社員を卒業し、ニュースサイトのライター職として新しい生活を踏み出そうとしているところへ、ある日突然、“セカンドモテキ”が訪れた。松尾美由紀（長澤まさみ）、枡本留未子（麻生久美子）、愛（仲里依紗）、唐木素子（真木よう子）と、まったくタイプの異なる4人の美女の間で揺れ動く幸世。モテキの波を超えて、幸世は本当の恋愛にたどり着けるのか…。
同映画は、興行収入22.2億円を上げ、『第35回（2012年度）日本アカデミー賞』で「優秀主演女優賞」を長澤まさみが、「優秀助演女優賞」を麻生久美子が受賞したほか、優秀音楽賞、優秀編集賞、話題賞の作品部門に輝いた。
同「Blu-ray豪華版」は、2枚組7035円（税込）、「通常版」は、4935円（税込）
同「DVD豪華版」は、2枚組（税込）、「通常版」は、3990円（税込）
