タレント・高田純次（67）、阿部秀司プロデューサー（65）が26日、東京・銀座で新番組『ヨーロッパの車窓だけ2』（BS12ch TwellV）試写会＆取材会に登場した。
その名の通り、ヨーロッパの電車の車窓からの風景だけを音楽もグルメ情報など何もなく映像で流し、好評を博したことからブレることのないままシーズン2の放送となった。今回はパリを起点にスペイン、ポルトガルなどを巡るイベリア半島を中心としてルートとなる。
阿部プロデューサーはこれまでに『STAND BY MEドラえもん』、『ALWAYS三丁目の夕日』『永遠の0』など数多くのヒット作をプロデュースしていることで知られるが、本番組が立ち上がった時の裏話として、「第1シリーズだけで終わると思っていました」と、率直な実感を話しつつ2期のスタートを喜ぶことに。
1期よりも「映り込みがないようにしていて、相当クリアな感じになってます」とこだわりを明かした阿部プロデューサー。「車内に黒いテントを張っていって、ヨーロッパの方は文句を言わずにいてくれました。2は極めてシャープになっています。その設置が苦労でした」と、苦労話を交えて話していた。
そして高田が登場。高田は約3年にわたり同局で『高田純次のアジアぷらぷら』という番組でアジアなどを旅行していることからゲストとなったが、阿部プロデューサーとは30年来の知り合いだそうで、高田はいきなり「500万円ほど貸した記憶がありましたね」と、テキトー発言をすることとなり、これを阿部プロデューサーもものともせずあしらうという掛け合いを見せることに。
その後、高田は『アジアぷらぷら』の話を展開し、「最近は香港とマカオに行かせて頂いて3泊とか4泊だったけど、インドには1泊4日で行って爺殺しですよ」と、ぼやいて、報道陣を沸かせることも。
『ヨーロッパの車窓だけ』の話題に戻り、鉄道に乗るのかと問われた高田だったが、「新幹線でよく名古屋まで行くんだけど、新幹線で名古屋まで行くのと……似てないよね」とくに接点はないようで、窮した高田は、「ただ乗って撮ってるだけじゃないんですか？」と阿部プロデューサーに振ると、「そうじゃないです！ずっとついてます。雨が激しいとキツイですよ」と、返答をすることに。
さらに、阿部プロデューサーは、「行ってからじゃないと分からない状況とかあるんですよ。割と取りたいと席に人がいるとか、環境が整わなかったりするんです。一度、われわれの撮りたいところに、家族がいまして、その家族をお願いするために、自分たちが撮影用に取っていた寝台車のところと交換することになって、寝台車の方が値段が高かったのでご家族が喜んでいたことがありました」と、エピソードを交えて話していた。
阿部プロデューサーからは「究極のながらテレビを見ていただきたいなと思っています。気がついたら海が見えてたとか、じっと観るんじゃなくて、たまに景色の移り変わりを観るというのがいいのかなと思っています」と、番組オススメの見方を話していた。
新番組『ヨーロッパの車窓だけ2』は10月8日午後9時よりBS12ch TwellVにてスタート！
