【全コメント】福山雅治、長文の手紙で“弟子”を祝福【中編】|News Lounge

　俳優の佐藤健（25）が9月23日、都内の新宿ピカデリーで映画『るろうに剣心伝説の最期編』（監督：大友啓史／配給：ワーナー・ブラザース映画）大ヒット御礼舞台挨拶に大友啓史監督（48）と登場した。

●ここである方からメッセージをいただきました。代読させていただきます。

福山雅治　健くん。大ヒットおめでとうございます。完成した『伝説の最後編』を観て、こういう師匠と弟子という関係での共演は今後二度とないんだろうな、と柄にもなく寂しさを感じながら鑑賞しました。

　と、同時に健くんは今後ますます活躍し、役者としてビックになっていくことは確実なので、「あ〜、もっと沢山殴っておけばよかった」と思いました。失敗しました。というのはもちろん冗談ですが（笑）。

【全コメント】佐藤健剣心の“壁走り”のコツを伝授「練習すれば誰でもできます」【前編】 — 『るろうに剣心伝説の最期編』大ヒット御礼舞台挨拶

　ひとつこの場を借りて謝罪させてください。今だから言える話ですが、竹林での撮影の時に僕の剣さばきが未熟だったことで、健くんの目にケガをさせてしまったことを。本当に申し訳ありませんでした。かなり落ち込んでいたんですけど、健くんからの温かいメールに救われました。ありがとうございます。本当に優しいですね。健くんは。

　ですが、完成した作品を観た時に驚きました！　大友監督が、健くんの真っ赤に充血した目がハッキリと映っているカットが使われていたのです。「これ、最高なんですよ〜いただきました！」とおしゃったのを目の当たりにして、なんて怖い現場なんだと思いました（笑）。健くん、大変でしたね。

　そんな、健くんに質問です。撮影中は眠れない日が多いとおっしゃっていましたが、それは役に入り込みすぎるからでしょうか？　そして眠れない時は何をしていたのですか？　素振りですか？　今はまだ若いので大丈夫かもしれませんが、歳をとると寝ないと体が回復しなくて本当に大変ですよ。心配です。

　そして、大友監督、大ヒットおめでとうございます。先日はラジオのゲストにお越しいただきありがとうございました。リスナーからも大反響かつ、大好評でした。真面目な質問で恐縮なのですが、ひとつ聞き忘れていたことがありました。『龍馬伝』では大友監督がおっしゃっていた「幕末生中継」という言葉がありましたが、『るろうに剣心』ではそういうキーワードになるコンセプトはあったのですか？　ぜひ教えていただきたいです。それと今後、違う作品を撮る時にお酒はジャブジャブ飲まれますか？　るろうの現場では毎晩ジャブジャブ飲まれていると聞いて気になっていました。同世代の僕としては今後は少し控えめにしていただけると嬉しいのですが……　比古清十郎役　福山雅治。

会場　（拍手）

佐藤　ありがとうございます。ありがたいですね。師匠と弟子みたいなフレーズが出た時に福山さんかなと思ったのですけど、まさかこんなに長文を書いていただけるとは（笑）。

●どのぐらいの長さですか、とスタッフが聞かれて「多少コンパクトなもので」と言ったらこんな長文が来ちゃったんですよ（笑）

佐藤　各地で舞台挨拶をしたときに、いろんな方からありがたいことにメッセージをいただけるんですけど、ダントツ第1位の長さです（笑）。ありがとうございます。

●ケガをしたときに「健くんからの温かいメッセージに救われた」とありましたが？

佐藤　逆に僕のセリフなんですけど（笑）。ケガをしちゃって、福山さんが本当に気を使っていただいて。僕がメールをもらったんですよ「現場に迷惑をかけてごめん」みたいな。すごく気を使ってメールをくれたので、いやいやと。ケガなんてして当たり前のことをしているので、可能性のパーセンテージの問題で、誰が悪いとかないんですよ。ケガをして当たり前のことをみんなでやっているから。でも、誰が悪いとかないにも関わらず「ごめん」みたいな、「俺が悪くて」みたいなことをおっしゃって。申し訳ないです、逆にこちらの不注意で、みたいなメールを返しただけなので。逆に温かいメールをもらったほうが僕なんですよ。