『DMMゲームズ』が18日から開かれていた『東京ゲームショウ2014』（略称：TGS2014）に初出展し、『神刻（とき）の娘』、『銀河英雄伝説 タクティクス』、『モンスターハンター メゼポルタ開拓記』といった、新作ゲームを展開することを続々と発表した。
初日の18日には、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーをメインMCに『DMMゲームズ カンファレンス in TGS2014』が開催。TGS2014の場で決勝大会が実施される人気RPSタイトル『HOUNDS』や、リリース直後である『スカイ・ロア-七罪と海神の秘宝-』、『かんぱに☆ガールズ』などのほか、初公開情報となるPCブラウザゲーム3タイトル『神刻（とき）の娘』、『銀河英雄伝説 タクティクス』、『モンスターハンター メゼポルタ開拓記』を発表することに。
まずは、『神刻（とき）の娘』のプレゼンテーションから。「RPGルネッサンス」というテーマで、「王道ながらの良さ」を追求するというコンセプトが明かされることに。コンポーザーは『ロマンシング・サガ』や『＆ドラゴンズ』シリーズを担当する伊藤賢治氏、メインビジュアル・キャラクターデザインは『魔法戦記リリカルなのはForce』を担当する黒銀氏が手がけることがアナウンス。さらに、キャラクターボイスは人気声優・田村ゆかり、下野紘、前野智昭、中原麻衣など豪華声優陣が務め、サービス開始時期は2015年初頭を予定していると発表された。
DMM.comラボの高木氏は「大変だったのはブラウザゲームで、ウインドウモードとフルスクリーンモードの切り替えが可能なので、それを実現させたことですね。また、RPGならではというところで、ストーリーも練りこみました。編成パーティーによって会話が変わりますので、深みのあるプレイヤーとキャラクターの絡みなどを堪能できます。視覚・聴覚的な楽しみに加えて、プレイヤーが選択して進んでいく場面が数多く用意されていたり、深みのあるキャラの育成なども魅力です。世界観にどっぷりとハマっていただきたいですね。腰を据えてじっくり取り組むイメージで」と、苦労話を交え作品の一端を垣間見せていた。
続けて、田中芳樹さんの小説が原作の『銀河英雄伝説』をゲーム化した『銀河英雄伝説 タクティクス』へ。艦隊戦シミュレーションRPGで、9月18日より事前受け付けを開始し、2015年春にリリース予定となるとのことで、事前登録を行なうと、“ラインハルト・フォン・ミューゼル”と“ヤン・ウェンリー”のいずれかがプレゼントされる。
吉田アナからは「ゲーム化にあたって、人物同士の絡み方や、セリフはどのように設定しているんですか？」と質問を投げかけると、関係者からは「各セリフは原作の監修を通してお届けします。ファンの方でも納得の行く形で届けられるのではないかと思っています」と、回答。さらに吉田アナから「『このキャラクターこんなこと言わないよ！」』っていうことはないんですか？」と、原作が有名な作品をゲーム化した際によく起きる問題について鋭く質問。しかし、「そういったことがないようにしっかりと作りこんでいます。もちろんゲームとしてのセリフだけではなく、ファンが納得する名台詞みたいなものも用意しています」と、高い完成度をアピールしていた。
吉田アナは、そこからさらに踏み込んで、「全く知らない世代にも受け入れられるような作りになっているのでしょうか？」と吉田さんは質問。「このゲームを遊んで見て、そこから小説を読んでみたい、と思って頂くファンの方々を増やしていきたいです。ゲームから小説、小説からゲーム、といった、広がりを見せられたらいいなと考えています」と、相当な自信を見せていた。
最後は『モンスターハンター フロンティアG』のシミュレーションRPG『モンスターハンター メゼポルタ開拓記』の話に。ゲーム開発・運営はカプコンで、サービス開始は2014年11月27日を予定しており、DMMドットコム単独配信となるという。
プレイヤーはギルドマスターとなり、ハンターとともにメゼポルタの地を守り、「開拓」「狩猟」をすすめながら未開の地を切り拓いていく。人気声優・竹達彩奈とのコラボレーションも決定しており、10月3日には竹達プロデュースのオリジナルデザインハンターも公開する予定とのこと。
最後のしめくくりとして、DMM.comの林氏は、「艦これ、HOUNDSなどがあって、ゲームプラットフォームとしてユーザーも700万人規模にまでなってきました。そんな中で、モンハンといって知らない人はいない超大型タイトルを導入するということで、気合が入っております」と、総括していた。
