
ミュージカル『黒執事 地に燃えるリコリス』(演出:毛利亘宏)公開ゲネプロが5日、東京・六本木のブルーシアターで開かれ初日を直前に熱気あふれる仕上がり具合を公開した。
海外含め約1900万部を売上げている人気コミックス『黒執事』(掲載:月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス)の4度目の舞台化となり、原作ファンにも人気の高い『切り裂きジャック』の話が展開される。2013年5月の公演(参照記事:ミュージカル「黒執事」ついに初日!松下優也ら満員御礼の華麗なダンスで魅了)以来、約1年4ヶ月ぶりの新作舞台、さらに、これまでオリジナル要素を入れた舞台だったが、本作では原作にかなり添ったものとのしても注目が集まる。
初演から執事・セバスチャン役は松下優也、グレル・サトクリフ役を植原卓也、葬儀屋役を和泉宗兵が変わらずの出演で、前作からの続投となるドルイット子爵役の佐々木喜英、ミュージカルでは初登場となるチャールズ・グレイ、チャールズ・フィリップスの登場というのも、ポイントの1つだ。
舞台の導入部は、セバスチャンとシエル・ファントムハイヴの関係性がどのようなものなのかを、セリフの演技に加え歌とダンスで魅せる。続くシーンでは、原作の枢やなさんデザインの服を着たセバスチャンも登場するなど、初っぱなから見逃せない。

ほかにもシエルの衣装などが数度のお色直しが見られたり、キレのあるダンス、殺陣も見どころ。全14曲の歌唱となるが、歌唱しながら殺陣をする熱量のすごい展開に、松下の額にも汗が光る様子まで分かるものとなっていた。
ゲネプロのため、カーテンコール後に松下からあいさつがあり、「この後の夜公演から大阪まで全34公演あります。千秋楽は劇場でライブビューイングがありますが、好調な売れ行きでソウルドアウトしているところもあると聞いています。そのときはきょうのゲネプロ以上のものを作っていけたらと思っています。盛り上げていきたいと思っています。よろしくお願いします!」と、気合のコメントを残していた。
ミュージカル『黒執事』―地に燃えるリコリス―東京公演は六本木ブルーシアターにて9月5~23日まで、大阪公演は10月2~5日まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演!
■ミュージカル『黒執事』―地に燃えるリコリス―STORY
19世紀末、ヴィクトリア朝時代の英国。夏の社交期(シーズン)も終わりに近づいた頃、ロンドンを震撼させる連続殺人事件が起こる。
その猟奇的な残酷さから、いつしか犯人は「切り裂きジャック」と呼ばれるようになる。
女王の命で事件解明のためロンドンを訪れたのは、ファントムハイヴ家の若き当主にして英国裏社会の秩序を司る“悪の貴族”シエル・ファントムハイヴ伯爵と、すべてにおいて完璧な執事セバスチャン・ミカエリス。
シエルの叔母マダム・レッドと、彼女に仕える執事グレル・サトクリフの出迎えを受け、彼らは容疑者として一人の貴族にたどり着くが――。
■公演概要
タイトル:ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス-
原作:枢やな(掲載月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
演出:毛利亘宏
脚本:井関佳子
■キャスト
執事/セバスチャン・ミカエリス役:松下優也
シエル・ファントムハイヴ役:福崎那由他
死神/グレル・サトクリフ役:植原卓也
チャールズ・グレイ役:太田基裕
チャールズ・フィリップス役:広瀬友祐
ウィリアム・T・スピアーズ役:輝馬
ドルイット子爵役:佐々木喜英
バルドロイ役:鷲尾昇
フィニアン役:河原田巧也
メイリン役:寺崎裕香
フレッド・アバーライン役:髙木俊
シャープ・ハンクス役:寺山武志
葬儀屋役:和泉宗兵
劉(ラウ)役:荒木宏文
マダム・レッド役:AKANELIV
アンサンブル:休徳竜也、イツミ、穴沢祐介、登川佳奈、長岡美紅、中岡智実、永友早希、吉野菜々子







































