俳優・佐藤健(25)が3日、都内で主演映画「るろうに剣心『伝説の最期編』」(監督:大友啓史/配給:ワーナー・ブラザース)の世界最速上映イベントに共演の女優・武井咲(20)、俳優・青木崇高(34)とともに出席。この日は3人とも席に座ってファンと一緒に作品を鑑賞したが、佐藤は「一緒に映画を観ると仲良くなった感が出ますね。お別れするのがいつもより淋しい」とファンに語り、「映画が完成してうれしかったが、こうやってみなさんに作品を観てもらって、その顔が見られて、声が聞けて、いまいちばんうれしい。この仕事をしていて心からよかったと思う。胸を張れるすごい映画になったが、それもみなさんが期待を込めて待っていてくれたおかげ。気持ちのつまった作品なのでたくさんの人に観ていただきたいし、登場人物たちを愛してあげてほしい」としみじみとPRした。
シリーズ累計5800万部を超える大人気コミックの実写版で、2012年に興行収入30億円を超える大ヒットを記録した「るろうに剣心」待望の続編にして完結編。現在公開中の「京都大火編」と2部作で連続公開される。
この日、場内で作品を観終わった佐藤は「思いもよらない展開で僕がいちばん感動している。このあと(会場の)みなさんと呑みに行きたい気分」と晴れやか。武井も「なんていうのかな…」と言葉をつまらせ、「すごかったんです!気持ちのいい映画だった」と爽やかに振り返った。
作品では佐藤演じる剣心の師匠役として福山雅治(45)が出演しているが、佐藤は「剣心にも師匠の前でしか出さない顔があるって気づいた。福山さんは僕が何百%で突っ込んで行っても、すべてを受け止めてくれる器の大きな人。全力でぶつかっていけました」と恩師に感謝しきりだった。
一方、作品を観た興奮からまだ覚めやらない武井は「(剣心の最大の敵の)志々雄のところにみんなで行くとき、あそこ、ホントによかった」と興奮気味に話すと、佐藤が「薫ちゃん(武井)、家にいりゃぁいいのにね」とすかさずツッコミ。これに武井も「追いかけて行くからこそいいんでしょ。側で見守っているというのかな」と茶目っ気たっぷりに笑っていた。また、青木は「パート1からはじまって3年ですか。言葉じゃないですよ」と感極まり、佐藤と抱き合った。
舞台あいさつでは佐藤のリクエストで会場のファンから質問を受け付ける粋な計らいも。女性ファンから伊勢谷友介(38)演じる蒼紫と一緒に戦うことについて問われた佐藤は、「大変ですよ。(伊勢谷さん、藤原さん、江口さん、青木さんの)1対4ですからね。いちばん下っ端の僕が全員に気を遣わないといけないし、ミスもできないし、現場の空気もすごいことになってるので、いろいろ大変でした」と苦笑いしていた。13日公開!