2013年にテレビアニメ化されるなど大ヒットした人気乙女ゲームをミュージカル化した舞台「『AMNESIA』re:again」（脚本：太田ぐいや／脚色・演出：吉谷光太郎）の報道陣向け公開稽古が3日、東京・新宿の全労済ホール／スペース・ゼロで行われ、俳優・山崎大輝（18）、畠山遼（22）、小林涼（23）、井澤勇貴（21）、磯貝龍虎（27）が稽古前に報道陣の取材に応じた。
今年1月に初演され、大ヒットを記録したミュージカル「AMNESIA」の再演で、新曲や新たな演出を加え、バージョンアップ。記憶を失った主人公（岩崎愛・23）が『精霊』と名乗る少年・オリオン（山田諒・22）と一緒に記憶を取り戻すため平行世界を転々としながら、それぞれの世界で出会うシン（山崎）、イッキ（畠山）、ケント（小林）、トーマ（井澤）、ウキョウ（磯貝）の5人の『彼』との物語を描くストーリー。
主人公のツンデレな彼・シンを演じる山崎は「自分の気持ちを相手に素直に伝えられない役。それをシンなりにうまく伝えようとしている微妙な心の変化をうまく表現していきたい」と意気込んだ。今回から新加入となるが、「前作のシンのキャラクターを引き継ぎつつ、違った魅力を伝えていきたい」とやる気満々。5人の”彼”のなかでは最年少だが、「稽古場では稽古の期間が短かったこともあって、みんながつくりあげてきたものの中に入るので、みんなにいっぱい教えてもらって、助けていただいた」と仲間に感謝しきりだった。
そのほか、モテ男・イッキ役の畠山は「役柄のとおり、お客さんを魅了できたらいい。見つめ合うと女性が恋するという特殊な目を持っているが、ヒロインには通じない。そのギャップを表現したい」。堅物で女性に不器用なケント役の小林は「主人公に恋愛していくうちに女性に慣れていく様子をミュージカルで表現したい。ケントの切ない気持ちが伝わるようにがんばりたい」。心配性で二面性を持つトーマ役の井澤は「主人公を思いすぎて追いつめてしまう、慈愛と狂気のギャップを舞台で見せたい」。二重人格のウキョウ役の磯貝は「ウキョウには彼女を守りたいという気持ちと彼女を殺したいという2面性があるので、はかないラブストーリーを見せられたら。アニメのウキョウと違って僕は骨太だが、こういうウキョウもアリかとお客さんに認めてもらえるようにがんばりたい」とそれぞれ意気込んでいた。
3日夜、全労済ホール／スペース・ゼロにて開幕！
