
女優・武井咲(18)と俳優・妻夫木聡(31)が19日、都内で主演映画『愛と誠』(監督:三池崇史/配給:角川映画、東映)完成報告会見に三池監督(51)とともに登場した。
原作・梶原一騎、漫画家・ながやす巧作のコミックス『愛と誠』。1974?76年にも実写映画で人気を博した3部作から、時を超えて実写映画化。舞台は1972年で心を閉ざした超不良・太賀誠(妻夫木)にひと目で恋に落ちたお嬢様・早乙女愛(武井)の“運命の愛”が描かれる…はずなのだが、集まった150人以上の報道陣と関係者を前に、約100秒の予告編が流された後のあいさつの第一声で妻夫木から、「予告編を観てどんな映画かさらに分からなくなったと思います」と、冗談っぽく発すると、場内は爆笑に包まれる…というような仕上がりだ。
妻夫木は、台本をもらったときに、「歌うんだ。踊るんだ。アクションあるんだ。死ぬなぁと思った」と想像し、その通りに深夜までの撮影が続いたのだとか。出来については、三池監督を隣にしながらも「よく分からないけど面白い。自分が想像していた以上に面白かったんです。純愛といいますけど、どこがという感じで、三池さんふざけたなと思います」と、ズバズバ。
武井も、「私も分からなかったんです」と言うと、三池監督はガックリと机に突っ伏すことに。それでも、映画初出演ということもあったそうで、「映画というものも分からなくて、2人(妻夫木と三池監督)と会った時緊張しました。前の仕事で遅れて行ってビビリました」と、当時の心境を。「楽しくやれました」と、現場にも臆することはなかったようだが、「お芝居ではたくさん勉強になりましたけど、(本作の)現場に行くっていうのもしっかり台本を読まなくていいのかなという感じでした」と、衝撃発言に場内は大爆笑。それに妻夫木は、「現場でセリフが変わることが多かったので」と、必死のフォローを入れる一幕も。
そんな、グダグダ感がただよう雰囲気を察知した妻夫木は、「見切り発車で会見やっちゃってすみません!帰ってもう一度、宣伝会議します」と、頭を下げ宣言したものの、武井が「これが映画初主演なんで…」と、ボソリと漏らすと、三池監督は「俺が悪いみたいじゃないか」とうなだれ、妻夫木に肩を持たれ同情されていた。
三池監督は、「意気込みは全開です。大人になりつつ意気込もうかなと頑張りました」という、初のミュージカルのようなバイオレンスありの青春恋愛映画は、6月16日より新宿バルト9ほか全国公開!











