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亀田誠治も注目!時代をアップデートする、次世代の異空間サウンド「Call It Anything」

亀田誠治も注目!時代をアップデートする、次世代の異空間サウンド「Call It Anything」
「Call It Anything」

 「それまで聴いたこともないような驚きがある音楽を作ることで、ジャンルから解放された音楽を創造したいですね。名前の通りジャンルは“なんとでも呼べ”です」−−(Call It Anything)

 変拍子やポリリズムを導入したミニマリズム的楽曲、日本の古楽器とブレイクビーツを導入したポストロックや日本古来の雅楽に使われていた和音を現代の楽器にアウトプットした楽曲、エレクトロニカとブルースロックを配合させた「ブルトロニカ」などのバラエティに飛んだ楽曲で注目を浴びているのが「Call It Anything」だ。

 そんな彼の楽曲『非現実なヒップホップ -MC不在-』が現在、話題の音楽サービス「Frekul(フリクル)」にて、期間限定で無料配信されている。

 聴いた途端、ただならぬ音像が漂い出す。そして、あっという間に引き込まれた耳に深くビートが刻み込まれる。不協ながら艶やかな旋律を奏でるピアノ、怪しいギター、スクラッチ音とラップ、オペラのような歌声が鳴り響くとそこはもう異空間。幻想に思わせる音と、現実で聞き慣れている音が混在し表現されるこの楽曲は、アウトサイダーアートのような歪んだ世界を見ているようだ。

 作曲やプログラミング、演奏、エンジニアリングをすべて1人で宅録し、2012年1月からネット上で活動を開始したCall It Anything。同年12月に行われた作曲コンテスト「クレオフーガアワード2012」では、1500曲の応募の中から自身の楽曲「雨粒見たくドア叩く」が最終選考曲に選ばれる。翌年、埼玉の大宮にあるライブハウス“ヒソミネ”で自身初のライブを行い、また、明治神宮外苑で行われた10万人を動員する大規模なアートイベント「東京デザイナーズウィーク」では、音楽プロデューサー亀田誠治氏の選出枠としてライブを行った。

 「みなさんが日々の生活を営んでいく上での最良のBGMにでもなってくれれば幸いです」と、語る彼のテーマは、“マニアックで難解だといわれているような音楽分類の敷居をいかに低くするか”だ。今はライブ活動を行うためのメンバーを探しているという。

 アーティスト名の由来であるマイルス・デイヴィスのように、さまざまなものを取り入れながら独自の音楽を創造している「Call It Anything」。彼が生み出す“異空間音楽”はこれまでの音楽を新たにアップデートする。(津田 聖治)

 【Call It Anything】
 2012年1月からネット上での音楽活動を開始。同年に「クレオフーガアワード2012」にて1500曲の中から最終選考曲に選出。また、明治神宮外苑にて行われたイベント「東京デザイナーズウィーク」で音楽プロデューサー亀田誠治の選出枠としてライブを行った。変拍子やポリリズムを導入したミニマリズム的楽曲、日本の古楽器とブレイクビーツを導入したポストロックなど独特のジャンルレスな楽曲は作曲、プログラミング、演奏、エンジニアリングすべて1人で行なっている。

  Call It Anything 無料配信ページはこちら(Frekul)

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