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元AKB篠田麻里子プロデュースのファッションブランド「ricori」、自己破産で全店閉店

元『AKB48』の篠田麻里子(28)が、プロデューサー兼デザイナーを務めるファッションブランド『ricori(リコリ)』が15日、全店閉店したことを、16日、同ブランドのオフィシャルブログなどで発表された。

ブログ内のTwitterやFaceBookで、「誠に突然ではございますが、2014年7月15日付をもちまして、ricoriは全店閉店いたしました。これまでご愛顧をいただきましたことに、心から感謝いたします。ありがとうございました」と、発表した。

企業を専門対象とする国内最大手の信用調査会社である『帝国データバンク』が、「(株)リゴレ(TDB企業コード072009047、資本金100万円、東京都渋谷区猿楽町7-1、代表藤井公二氏)は、7月16日までに営業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。今後、自己破産を申請するものとみられる」と、ホームページ内で16日に発表した調査報告している。

その報告によると、『(株)リゴレ』は、2013年(平成25年)3月にファッションeコマース事業会社から『ricori』ブランドの営業権を譲り受けて設立。10~20代の女性をメインターゲットとしたファッションブランド『ricori』の企画・製造・販売を手がけ、取り扱う婦人服、シューズ、アクセサリー類の監修・デザインは2013年7月にAKB48を卒業したタレントの篠田麻里子氏が行い、製造は国内企業をはじめ中国、韓国などの海外企業へ委託していた。

2013年2月の『ルミネエスト新宿店』を皮切りに、同年3月には『HEP FIVE店』(大阪市北区)および『心斎橋オーパ店』(大阪市中央区)、同年8月には『博多阪急店』(福岡市博多区)と立て続けに店舗をオープン。

インターネット販売も行い、今年2月28日からは『ルミネエスト新宿店』オープン1周年を記念して期間限定で『マルイジャム渋谷店』をオープンさせ、第1期となる2014年3月期の年売上高は8億円内外を目標としていた。

その一方で、昨年8月25日をもって『心斎橋オーパ店』が閉店(『HEP FIVE店』と統合)されていた。

元AKB48の篠田がプロデュースしたファッションブランドということで、オープン当初からマスコミにも大きく取り上げられるなど話題を集めていた。今年3月21日に開催された『東京ランウェイ2014』には、『ricori』も参加ブランドのひとつとして、篠田自身がモデルとしてランウェイした。

しかし、先行投資の負担のほか、高めの価格帯であることから思うように売り上げは伸びなかった。負債は調査中という。

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