俳優・西村雅彦(53)が6月25日、東京・千代田放送会館ホールで開催された『第40回 放送文化基金賞 贈呈式』に登壇し、司会はNHKの塚原愛アナウンサー(38)が務めた。
過去その年の4月から翌年の3月までの1年間の放送の中から選ばれた、優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループに毎年贈られる伝統の賞。今年は全国の民放、NHK、プロダクションなどから、全部で276件の応募、推薦があり、2ヶ月の審査を経て、テレビドキュメンタリー、テレビドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの番組部門で、本賞、優秀賞、番組賞が、および個人・グループ部門で放送文化、放送技術の各賞が選出されることとなった。贈呈式には満島ひかり(28)も登場することとなった。
西村はこのたび、「西村雅彦監督ラジオドラマ『立山に想ふ 遠き日の約束』」(北日本放送)がラジオ番組の優秀賞を受賞したことから表彰となり、「出演者の方々、北日本放送の職員の方々もラジオドラマを作るのは30年ぶりぐらいということでした。どうやって作ったらいいのか、手探りの状態でみんなで力を合わせて作ったこの作品が評価されたこと、本当に嬉しく思っております」と、スピーチ。
続けて、「出演してくれた高校生のみんな。80のおじいちゃんおばあちゃんへ帰ったら真っ先に報告したい」と、喜びを伝えたい人を口にし、「自分にできることは何か?その思いで、この作品と向き合ってきました。今年も同じように富山の方たちと作品を作ることになりました、これまた嬉しい事です。この賞が励みになっていることは間違いないです。ありがとうございました」と、一言一言区切りながら思いを熱弁していた。