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【アカデミー賞】[新人賞]星野源、くも膜下出血での「闘病頑張ってよかった。諦めないでよかった」

【アカデミー賞】[新人賞]星野源、くも膜下出血での「闘病頑張ってよかった。諦めないでよかった」
新人俳優賞を受賞した星野源

 俳優でミュージシャンの星野源(33)が3月7日、東京・グランドプリンスホテル新高輪内で『第37回 日本アカデミー賞』授賞式に『箱入り息子の恋』(監督:市井昌秀/配給:キノフィルムズ)と『地獄でなぜ悪い』(監督:園子温/配給:キングレコード、ティ・ジョイ)で、新人俳優賞を受賞して登壇した。

 『箱入り息子の恋』(監督:市井昌秀/配給:キノフィルムズ)は、恋愛経験のない35歳の独身男が、本人たちにかわり親同士が見合いをする「代理見合い」で出会った目の不自由な女性に恋をしたことから、少しずつ成長していく姿を、それぞれの家族の思いとともに、ユーモラスに描いた恋愛ドラマ。

 俳優でミュージシャンの星野源が映画初主演を飾り、彼女いない歴35年の内気でマジメな独身男性が、初恋によって、自分の殻を破り新たな一面を見せていく姿を体現した。

 『地獄でなぜ悪い』(監督:園子温/配給:キングレコード、ティ・ジョイ)は、ヤクザの組長が愛娘を主演にした映画製作を決意。そこへ愛娘に恋心を抱く敵対する組長、映画監督に間違えられた青年、彼に代わってメガホンを取る映画マニアといった者たちと共に騒動を巻き起こすアクション活劇。第38回トロント国際映画祭にてミッドナイト・マッドネス部門の「観客賞」を受賞。

 ヤクザの娘と関わったことから映画製作に巻き込まれる普通の青年を魅力的に演じた。

 星野は、「『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』の関係者の皆様にまずお礼を申し上げます。いい意味でものすごく変な役で、とても光栄な場所に立たせていただいて幸せです。個人的なことではありますが、ちょっと病気で休んでしまっていて、闘病頑張ってよかったな。諦めないでよかったなと。こういう場に立てて、こころから思います。この経験をまた、面白い芝居に行かせていけたらと思っております」。

 星野は12年12月に、くも膜下出血で手術を受け活動休止。13年2月に、一度復帰するも、その4ヶ月後の2013年6月ごろに行った定期検査の結果、経過観察と新たな措置が必要との診断を受け、再び、治療に専念することになったため活動休止していた。14年2月2日に横浜市内で行われた「第35回 ヨコハマ映画祭」に、元気な姿を7ヶ月ぶりにふぁんの前に見せた。

 

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