俳優・菅田将暉(すだまさき、21)が3月7日、東京・グランドプリンスホテル新高輪内で『第37回 日本アカデミー賞』授賞式に『共喰い』(監督:青山真治/配給:ビターズ・エンド)で、新人俳優賞を受賞して登壇した。
NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(月~土曜午前8時~)に杏(27)演じる主人公の長男・西門泰介役を演じている菅田は、『仮面ライダーW(ダブル)』シリーズや『王様とボク』にも出演。
『共喰い』(監督:青山真治/配給:ビターズ・エンド)は、田中慎弥による人間の性と暴力を描いた芥川賞受賞作の映画化。昭和最後の年の田舎町を舞台に、暴力的なセックスにふける父への嫌悪感と自分がその息子であることに恐怖する男子高校生の葛藤を映し出すヒューマンドラマ。
オーディションで獲得した主人公役を熱演。暴力的な性癖を持つ父と同じ血を受け継いでしまった青年の苦悩と葛藤を、生々しく情熱的に表現し、強烈な存在感を見せている。
菅田は、「今回、『共喰い』という作品でこういう賞を受賞できたことが本当に嬉しく思います。撮影の時に、「『これで菅田くんが新人賞獲ったらいいね』と。そういう言霊が実現したことがすごく嬉しいです。『共喰い』という作品を代表して、この賞をいただきたいと思います」と、謝意を。