アイドルグループ『AKB48』の公式ライバルグループ『乃木坂46』の伊藤寧々(18)が28日、東京・シネマート六本木で主演映画『杉沢村都市伝説 劇場版』(監督:鳥居康剛/配給:チャンス・イン)初日舞台あいさつを、俳優・副島しんご(27)、美紀乃(25)、山形啓将(28)らとともに行った。
乃木坂46のメンバーが挑戦する『最恐都市伝説』シリーズ三部作の第3弾。第1弾『死の実況中継 劇場版』は能條愛未(19)、第2弾『デスブログ 劇場版』は中田花奈(19)が主演を務めた。
伊藤演じる裕子は友人3人とインターネット上で話題となっている“地図から消えた村”「杉沢村」の真相を探る旅をしながら、その動画を撮影しネット上で公開していた。そんな中、友人のひとりが失踪してしまう。真相を突き止めるべく、裕子(伊藤寧々)は杉沢村を目指すが、途中、何者かに襲われてしまう。
初主演映画が、「すっごい苦手」というホラー作になった伊藤は、「撮影に入ってからは、和気あいあいの現場だったんですけど、台本読むのが怖かったです。体から離して恐る恐る読んでいました」という程。「ホラー見たことなかったので、どう演じていいか。お芝居も経験なかったので、みなさんに引っ張られながら頑張りました」と、感謝の言葉を。
裕子の兄の恋人・亜紀役を務める美紀乃は、「寧々ちゃんと近い距離で撮影していたんですけど、可愛い、めんこい。劇中では仲良しこよしではない、複雑な役柄なんですけど、『亜紀さん』と、上目使いで言われると心の中で、ニヤッとしてました」と、思わぬ告白に、伊藤も照れてビックリ!
そんなに伊藤の演技力について、副島は、「最初、会った時は緊張していたけど、後で合流した時に、前日の映像を見て堂々としていた」と、役者としての成長に驚きを。
美紀乃は、「静ひつなオーラがあるので、『私オーラがあります』『すべてわかってます』みたいな霊感がある意味深な役も期待できる」と、役者としての期待感。
山形は、「初日お見かけした時と顔が違いまして、撮影が進んでいくごとに役が憑依していくというか、緊迫感が生まれてきているのを近くにいて感じた。伸びしろがあるというか、これから幅広い役をこなしていくんだろうなぁ」と、絶賛。
共演者からべた褒めされた伊藤は、MCから、「こないだの完成披露試写会で、自分たち(能條愛未、中田花奈、伊藤寧々)で『伸びしろがある』といっていましたよね」と、ふられると、「まだまだあるとおもいます」と、自信たっぷりに言って苦笑い。
見どころとして、伊藤は、「あまりしゃべらない子がどんどん豹変していくところ」を上げ、美紀乃は、「人間関係。人間のヒューマニズム。そういったものが、いろいろからみあっているのを感じていただけたら」と、ホラーシーン以外のところを上げる。
山形は、「ホラーならではの身の毛もよだつシーン」といった後、「裕子が、人間関係にもまれながら、どういった変化を杉沢村に来ることによって施されていくのか見ていただけたら」と、伊藤扮する裕子の成長にスポットを当てた。
同作は、6月28日シネマート六本木ほか、全国順次ロードショー。