俳優の山田裕貴（23）が9月2日、都内でBlu-ray＆DVD『ライヴ』（ポニーキャニオン）発売記念イベントを井口昇監督（45）と行った。
山田悠介原作のベストセラー『ライヴ』が早くもBlu-ray＆DVDになって登場。流行のデスゲーム映画の中でも原作小説そのものが劇中に攻略本として登場するという奇想天外なストーリーが繰り広げられる。
複数の意味でギリギリの黄色いユニフォーム姿で登壇した井口監督は「ゆるキャラっていうか、マスコット的に」と笑顔で話した。山田は「現場でもゆるキャラのようにマスコット的。こっちのほうが逆に落ち着くんです」と違和感が無い様子。井口監督は「デスマラソンという話だったけど、すごく楽しい感じで、一緒にスポーツをするような感じで撮影しました」と笑顔で語った。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイブルー役もつとめた山田は初の主演作に「デビューして3年で主役をやらせていただけることが純粋に嬉しかった」とコメント。「作品全体を見渡す力がついたのでは」と話すと、井口監督から「オーディションで5000通ぐらいのプロフィールを見たけど山田さんがダントツ。人の良さ、まじめさ、それとなく不良感があって、さすが『ホットロード』出てるだけあるな。大好きでリピートしたくなる役者さん。現場でも“バッチコイ！”って感じですごく頼もしかった。また一緒にできたら」と絶賛。山田も「やりたいっすね。さらに悪っぽい役を。探偵ものとかやりたい」と意欲的に語った。
鬼才として知られる井口監督は「登場人物が死ぬシーンは好きですね。どうやって面白く死なせるか。いろいろなアイデアを考えたのが面白かったです」と満面の笑み。記者から印象に残った殺害シーンを聞かれると「佐々木心音さんの顔に鉄のトゲが刺さるシーン。どこで上演しても“まさかこんなところでパンツ出したまま死ぬなんて！”と声援がおこる。海外で上演するとなぜか拍手が起こるんですよ」とにっこり。スイスやカナダ、韓国などで上演した際の反応を「人が死ぬシーンで『イエー！』って歓声が起こる」と明かした。悲鳴をあげさせてみたい女優はという質問には能年玲奈の名前を挙げ「能年さんとか怖い目にあったらどういう悲鳴をあげるんだろうか。悲鳴をあげさせてみたい」と瞳をキラキラと輝かせ能年にラブコールを送った。
また、山田は「母親が観て連絡くれて。『3年ちょいでよくここまできたね』と。ちょうど母の日に」と報告。井口監督は「なんてステキな話ですね……ちょっと血が多い作品だけど」と祝福。山田も「母親もビックリしてました。『こんなに血が出るんだね』と」とふたりで笑った。
Blu-ray＆DVD『ライヴ』は好評発売中！
