俳優・西島秀俊(43)、池松壮亮(23)、女優・真木よう子(31)が20日、都内劇場でWOWOW連続ドラマW『MOZU Season2~幻の翼~』(監督:羽住英一郎)完成披露試写イベントに羽住監督とともに登壇した。
WOWOW×TBS共同制作ドラマ『MOZU』。“不可能”と言われ続けてきた伝説のハードボイルド小説「百舌」シリーズ(集英社)の連続ドラマ化に2つの局が垣根を越えて挑んだ意欲作。妻の死の謎を追う公安のエース・倉木の姿が描かれている。
原作者の作家・逢坂剛さんも見守るなか、客席の間を縫って観客とにもみくちゃにされながら現れた3人。西島から「このドラマに愛情を注いでいただいて、応援してくだすったみなさんにはただただ感謝しています」と、応援し続けてくれたファンへ丁寧にお礼をメッセージを。
Season1と2との気持ちの違いを問われた西島は、「倉木は公安の中でも優秀な警察官なんですが、Season2になって外にだすわけにはいかないけど、中にも飼い殺しいしておかなきゃいけない秘密を持っていて、組織の中でも疎まれていて、孤独でよりやさぐれているという設定で演じました」と、さらに深みが出ているそう。
撮影の裏話として、西島は「あんまりきれいじゃない言葉ですけど、撮影バカと役者バカが集まって撮影していたので、8ヶ月でしたけど、テンション落ちることなく撮影していましたね。スタッフさんを見て自分も引っ張られていました。本当にタフな人しかいない現場でした」と、振り返ると真木は、「男の人しかいない男祭りで女性がほとんどというか、私しかいない。蒼井優さんも出てくるけど、あまり絡みがないので、男祭りの中で、ひっそりとやっていました」と、実感を込めると、場内は笑い声であふれる。
司会から現場で知ってしまった共演者の意外な真実はないかと問われると、西島は「ピシっとされている印象ですけど、ちょっとした休みのときに、もふもふしたもの履いてますよ、もふもふしたもの好きなのかなって」と、暴露。すると、真木からは、「よりすごいスケールの映像ですし、西島さんもいっぱい脱いでるし」と、やり返し、西島は「脱いでないよ俺。適当なこと言わないようにね!怒られるよ!!」と、即否定。
ほかにも、自身が演じた役以外で演じてみたい役について、真木演じる公安の巡査部長・明星美希をやってみたいという西島は「ボコボコにされたい。ありとあらゆる登場人物に。僕はそういう役の方が燃えるんで、そこから立ち上がっていく感じがいいかな」と、ドMともとれる発言も飛び出した。
最後に西島から、「羽住組は1つやったら次は、それを超えてくるというのをやっていまして、思いつくアイデアをやったんですけど、アクションを含め、テレビドラマではやったことないであろう映像に挑戦しています。きっと見続けてくださったみなさんには楽しんでもらえる作品になっていると思います」と、PRしていた。
連続ドラマW『MOZU Season2~幻の翼~』は22日より毎週日曜午後10時から全5話(※第1話は無料放送)で放送スタート!