W杯ブラジル大会1次リーグB組の「スペインVSチリ」(エスタジオ・マラカナン)が18日午後4時(日本時間19日午前4時)、ブラジル・リオデジャネイロで行われ、前回のW杯王者のスペインが2-0でチリに敗れ、グループリーグでの敗退が決定した。
1戦目のオランダに5-1と大敗し、グループリーグ突破に後がなくなったスペイン。2戦目となったチリ、3戦目オーストラリアに連勝しかなくなっていた。悪夢の5失点を払しょくするためにも先制点が欲しかったが、前半のうちに2失点。スペインは、後半も決定的チャンスを生かせず、そのまま2-0で敗戦。
「スペインVSチリ」の前に行われた「オランダVSオーストラリア」で、オランダが3-2とオーストラリアを下し、2連勝したチリとともにグループリーグ突破を決めた。これにより、スペインのグループリーグ敗退が決定した。
スペインは、2008年の『UEFAヨーロッパ選手権』、2010年の『FIFAワールドカップ南アフリカ大会』、2012年の『UEFAヨーロッパ選手権』に優勝し、6年の長きに渡って世界のサッカー界をリードしてきたスペイン。今回の2014年『FIFAワールドカップブラジル大会』でも優勝候補に上げられていた。
スペインのビセンテ・デルボスケ監督は、「この予選は正しい予選だったと思います、全力をだしましたけど、(決勝トーナメントに)進むことが出来ませんでした。運に恵まれなかったようです。(7得点とられ、PKでの1得点しか取れなかったが?)そのことについては何もいえません。僕らのほうが2チームより弱かったのかもしれません。得点が入れられなかったのが痛かったです。(スペインのひとつの世代が終わった?)それをいうのはこの時期じゃないと思います。これから考える時期があると思います」と、敗戦の弁を語った。