“イッチー”の愛称で親しまれている俳優・市原隼人(27)が9日、東京・渋谷のAiiA Theater Tokyoで開かれた『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014 アワードセレモニー』で話題賞を受賞した。
同セレモニーにの話題賞とは、日本のショートフィルム文化の発展・普及に貢献した作品・人物に贈られる賞で、毎年、芸能人や著名人が選出されることが多く、昨年は中尾明慶(25)が受賞していた。
市原は初監督にして主演を務めたアクション映画『Butterfly』を出品。物語は、ロケの合間に、密売組織から小道具と勘違いして受け取ってしまった拳銃がきっかけとなり、現地警察・マフィアの双方から追われることになってしまう市原隼人を描く。フェイクドキュメンタリーから本格アクションへと加速していく様子が楽しめる作品となっている。
企画から脚本までこなし、出来についてはLiLiCoが絶賛するほどの完成度を誇り、実際に上映された予告編でもスリリングなアクションで場内を沸かせていた本作だが、市原の中では、まだまだ作りこみが甘かったと痛感している部分があるようで、「多くの課題が残りました。アクションアングルと撮り方と、もっと準備が必要だったんです」と、ストイックに反省しきり。
それでも、「得たものもたくさんあります。感情を動かせたルーティーンの中に何かあると思っています」と、手応えのあった部分も口にしつつ、「アートの上にある作品を作りたい。黄色や緑、温かい色、冷たい色とかを現したい」「今回のことを糧に続けていきたい」と、意欲も見せていた。
また、この日は、女優・有村架純(21)、芦名星(30)、高梨臨(25)、フリーアナウンサー・平井理央(31)、タレント・神田うの(39)、俳優・石坂浩二(72)、、北村龍平監督(45)、クリス・ペプラー(56)、ヒャダイン(33)、フェスティバルアンバサダーのLiLiCo(43)、本フェステイバル代表の別所哲也(48)が出席した。