
人気アイドルグループ『AKB48』とその姉妹グループで活動する名古屋の『SKE48』、大阪の『NMB48』、福岡の『HKT48』メンバーら246人が東日本大震災から1年となる11日、各ホーム劇場で『東日本大震災復興支援特別公演?誰かのためにプロジェクト?』と題した復興支援特別公演を開いた。
この日は、全劇場で震災復興応援ソングとなった23rdシングルの『風は吹いている』で公演をスタート。同曲を歌い終えると、メンバーらが被災地訪問したときの様子を収録したスペシャル映像が放映され、震災発生時刻の午後2時46分に全メンバーが黙祷した。
都内のAKB48劇場では、黙祷をともに捧げた250人のファンを前に、“ゆうこ”こと大島優子(23、チームK)から、「東日本大震災から1年がたちました。ですが、まだまだ復興への道は続いていきます。私たちも微力ですが、これからも支援活動を続けていきたいと思っています。どうぞ皆さん、これからもご協力をよろしくお願いします」と、あいさつ。
次の曲は、被災者を応援するために立ち上げた 『「誰かのために」プロジェクト』のテーマソング『誰かのために-What can I do for someone?-』を、全国にいるメンバー全員で同時に熱唱することに。
“たかみな”こと高橋みなみ(20、チームA)は、「この日にこの場所に立つことは、とても緊張しますが、こうして各会場を中継でつないでみなさんと一緒にこの時間を共有することで何か意味があるのではないかなと感じています。全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地のみなさんに元気、そして笑顔を届けていきたいなと思っています。被災地のみなさんからは、笑顔の大切さ、そして前を向くことの大切さを教わった気がします。これからもその気持ちを胸に、みなさんに笑顔を届けられるように頑張っていきたいです」と、気持ちを語った。

その後、各劇場ではそれぞれ別プログラムで公演が行われたが、最後には各劇場で中継をつなぎ「桜の花びらたち」を同時披露。たかみなは、「今日は、ステージを通して皆さんに元気を与えることができるのが『AKB48』のよさなのかなと、改めて思いました。最後になりましたが、東日本大震災、そして津波によって被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願っています」と、祈りを込めたコメントで復興支援を呼びかけることとなった。
特別公演終了後も全メンバーがファンを握手で見送り、同日午後9時まで募金箱が一般来場用に劇場のみならず国内と海外のオフィシャルショップに設置されることに。この日、入場料のドネーション(寄付)を含め、204万515円が集まることとなった。
なお、同日に東京ビッグサイトで握手会を行った今月で全員卒業の『SDN48』全36人も中継を結んで参加した。


















