女子の戦隊ヒーローモノとして話題の映画「女子ーズ」（監督：福田雄一／配給：キングレコード）の限定試写会が21日、都内で行われ、女優・桐谷美玲（24）、藤井美菜（25）、高畑充希（22）、有村架純（21）、山本美月（22）、俳優・佐藤二朗（45）が舞台挨拶に登場。主演の桐谷が「なんにも考えずに観られる作品。本当にゆるい世界観が表現されていて、ところどころに女子アルアルもつまっているので、細かいところまで観てほしい」とPRした。
恋に仕事に美容にヤボ用にと、なにかと忙しい女子5人が、不本意ながらも、片手間でも最強の戦隊・女子ーズのメンバーに選ばれ、不本意ながらも正義のヒーローとして、地球の平和を守るというゆるゆる戦隊ストーリー。
この日、5人の女子戦士は、レッド、ブルー、イエロー、グリーン、ネイビーと、それぞれの役カラーに合わせたワンピースで登場。作中で着用するのはいわゆるメンズ用の戦隊スーツだが、桐谷が「初めてコスチュームを着たとき、うれしくてしょうがなかった。自然とポージングしたくなった」としたり顔を見せれば、山本も「セーラムーンのイメージでいたら、衣装を見たら明らかにメンズが着る衣装でビックリした。でも、コスプレは大好き」とノリノリ。藤井は「いざ撮影現場にコスチュームを着て出たら、電車に乗るとか買い物をするとかフツウのことをするだけでおもしろい！コスチュームのパワーを感じた」、有村も「ダイレンジャーが小さいときから好きだったので、コスチュームを着られて、小さい頃の憧れのヒーロー像になれた気がして無敵でした」と意外にもそれぞれご満悦。また、戦隊ヒーローとしては独特のゆるさも作品の特長だが、高畑は「この5人が実際にゆるくて、取材を受けても話がどこにも着地しない感じ。この作品だからこそ結集した5人。みんなお気楽で協調性がない」と茶目っ気たっぷりにまとめていた。
それだけに、現場での苦労を問われても、「え、苦労？あったっけ？とくにない。寒かったくらいかな」（桐谷）の言葉に全員がうなづくなど、すべてが楽しい撮影だった様子。とりわけ「女子ーズ」メンバーからゆるいと評判の福田監督も、「撮影中に女優さんたちが自分から笑いをしかけてくるから楽しかったですよ。あと、劇団員役の有村さんの口から罵詈雑言が飛び出すとか。もう１人の劇団員を厳しく責めてとリクエストしたら、『潰すからな〜オイ』って言って去っていたりとかね」とメンバーの意外すぎる一面が見られる!？
この日は、イベントの途中で作中に登場する怪人・カメムシゲルゲが舞台上に乱入。名前のごとく、臭いのが特長で、「女子ーズ」に言葉でさんざん責められるというキャラ設定だが、桐谷が「ゲルゲは現場で人気ナンバーワンでしたよ」とフォローし、会場を和ませていた。6月7日公開。
