歌手で女優の“まのえり”こと真野恵里菜(23)が13日、東京・吉祥寺駅(東京都武蔵野市)前で行われた「吉祥寺駅 南北通路完成記念パレード&イベント」に登場。
まのえりの開会宣言とともに、主演映画『THE NEXT GENERATION-PATLABOR- 第1章』(総監督:押井守/配給:松竹メディア事業部)のために製作された全長約8メートル、重量約6トンの実物大98式イングラムが、立ち上がった。
同映画で実写版オリジナルキャラクターの「三代目」特車二課の第二小隊・一班の操縦担当・泉野明(いずみのあきら)役を演じるまのえりは、劇中の衣装で「オープニングセレモニー」に登場。パトレイバーのデッキアップ(寝ている状態からの立ち上げ)を間近に控え、まのえりは、「ワクワクします。いいお天気で良かったです」と、ニッコリ。
吉祥寺には、仕事では井の頭公園で撮影したことがあるそうだが、「プライベートでは来ることはないです。今度お休みがあったら、お買い物やランチしに来ようかなと思います。テレビなどで、住みたい街ナンバーワンと言われているその空気を感じることができて『いいなぁ』と思いました」と、好印象。
そして、「ただいまより、吉祥寺駅南北自由通路 完成記念イベントを開会いたします。パトレイバー出動!」と、まのえりが元気に開通宣言し敬礼すると、テーマ曲とともにパトレイバーがデッキアップ。
このあと、まのえりは、「音楽、ダンス、アニメ、コスプレ」をテーマに、吉祥寺駅周辺の学校やサークルに所属する一般参加者約300名に混ざって、「パトレイバー&コスプレイヤー」チームに混ざって駅周辺のパレードに参加。
沿道には、まのえりファンが駆けつけ、4月11日が誕生日のまのえりに、「お誕生日おめでとう」「真野ちゃーん」「髪伸びたぁ?」といった掛け声が飛び交った。それにまのえりは、軽くお辞儀をしたり、笑顔で手を振ったり、敬礼ポーズをして応えながら30~40分程度の行進を行った。
また、イベントでは、「特2」と書かれたレイバーキャリアが、全長約8メートル、重量約6トンの実物大98式イングラム載せた状態で、吉祥寺駅北口ロータリー付近に駐車。デッキアップする姿を撮影しようと、ロータリーや交差点近辺は大混雑。駅ホームにもカメラを持ったファンが大挙し、スマホで撮影する一般乗客もいるほど。
本物の警察官の交通整理や鉄道職員らの注意喚起もままならず、2度立ち上がっただけで、黒いシートをかぶされ、「本日のデッキアップは終了しましたので、すみやかに解散してください」と、急きょ3回目以降を中止せざるを得ない状態になるほどで、あらためて「パトレイバー」の人気の高さを知らしめるイベントとなった。
これにより、当初、デッキアップした状態の「パトレイバー」とまのえりのフォトセッションが予定されていたが、これも変更を余儀なくされた。
『機動警察パトレイバー』は漫画家・ゆうきまさみ氏が1988年から94年まで連載した作品。1988年以降、TVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版などメディアミックス展開の先駆けとなった作品。その誕生から25年。完全オリジナル新作での実写化第1章として、4月5日より2週間限定でイベント上映される。それから来年1月までに第7章のイベント上映とGWに長編劇場版を順次上映していくというビッグプロジェクト。
20世紀末、ロボットテクノロジーの発達により登場した汎用人型作業機械「レイバー」(二足歩行ロボット)は、軍事、産業とあらゆる分野で急速に普及していった。それに伴い急増するレイバーによる事故や犯罪に備え、警視庁は特科車両二課パトロールレイバー中隊(通称:特車二課パトレイバー)を設立した。
そして、21世紀、長期不況により、手間とコストのかかるレイバーは、動かせば壊れる無用の長物となっていた。運用経験の継続の名のもとに、かろうじて存続している特車二課は延々と続く待機という名の怠惰な日々。そこにくだる久々の出動要請に色めき立つ隊員たち。工業用レイバーのクラタスを相手に、見事、華々しい成果をあげられるのか・・・。特車二課存続問題が見え隠れする中、奮闘する「三代目」の活躍を描く新シリーズ。
同作品は大ヒット上映中。