アイドルグループ『AKB48』の公式ライバルグループ『乃木坂46』の能條愛未(19)が12日、東京・シネマート新宿で主演映画『死の実況中継 劇場版』(監督:仁同正明/配給:チャンス・イン)完成披露イベントに登場し、同グループメンバーの中田花奈(19)、伊藤寧々(18)が応援に駆けつけた。
乃木坂46のメンバーが挑戦する『最恐都市伝説』シリーズの第1弾で今後本作を含めて3作連続で上映される。能條は見ると赤い服の女にハサミで襲われるという動画を観てしまったことから逃げ惑う女子大学生の歩を演じている。
3人とも同じ制服姿で現れ、舞台あいさつがスタートした。
■以下、全文
能條:本日は映画『死の実況中継 劇場版』の完成披露試写会にお越し下さりまして本当にありがとうございます。
中田:中田花奈です。本日はよろしくお願いします。
伊藤:岐阜県出身の18歳伊藤寧々です。ありがとうございます。きょうはよろしくお願いします。
司会:完成披露イベントを迎えて?
能條:私もさっき初めて観たんですけど、なんだか今、不思議な気持ちです。自分がなんかもうこのスクリーンに1人で映っているというのが信じられなくて。でも、きょうやっとファンのみなさまにお見せすることができて、ただただ感動しています。ありがとうございます。
司会:お2人は観てみていかがでしたか?
伊藤:すごいよかったと思います。
能條:寧々泣いてたもんね。寧々が隣で泣いてて、ウソ~みたいな感じで。
伊藤:ホラーやっぱり苦手で…(泣き出す)
能條:ホラー苦手なんだよね。
伊藤:ホラー苦手だった~。
中田:私はホラー大好きなんですけど、怖いだけじゃない感動の涙もあってすごい、いい作品だなと思いました。
司会:主人公に決まった時の心境は?
能條:最初にお話を聞いた時は『本当に私ですか!?』という感じで、すごくお芝居が好きで、お芝居の仕事をしたいなと思っていたので、このお話を頂いた時は、女優の部分を見せるチャンスだと思って。
司会:撮影はいかがでしたか?
能條:やっぱり、パソコンを見ながら怯えるシーンとかは、表情だけで怖さが伝わるかとか研究したりして、叫ぶシーンとかすごくエネルギー使いました。
司会:勉強とかはしたんですか?
能條:ホラー映画はもともと好きで、嫌がるメンバーと無理やりDVD観たり、お泊まりの時とか、一緒に観るくらい好きなので、自分がホラー映画の裏側に行けるというのがすごく嬉しくて。
司会:劇中では南羽翔平さん演じる心優しい大学生と仲良くなりますが、実生活はいかがですか?
能條:さりげない思いやりを持っている方はすごく良いです。素敵なんだなと思います。
司会:中田さん、伊藤さんも?
中田:好きなタイプってことですか?私の趣味は変わってて、アイドルのイベントに行くことなんですけど、それにつきあってくれる優しい人がタイプですね。
伊藤:映画の中に出てきた先輩みたいに優しい人がタイプです。カッコ良かったです。
司会:思い入れのあるシーンは?
能條:ラストの親友の依子にこれまで持ってた思いを打ち明けるシーン。涙ながらに依子が死にそうになっているなか、必死にしているところとか…。
中田:愛未きょう緊張してるよね。バラエティーの愛未なのにきょうは女優の愛未になってる!
能條:すっごい緊張してる!それでですけど、最初の方で、空想でギャルチックな感じで登場するので、そこと、その後の歩の差を出すのに勉強したりしたので、観てほしいと思います。
司会:ここからは、イエスとノーで答えてください。乃木坂46メンバーはホラー映画好き多い?
(全員×)
能條:私達(能條と中田)がまれな感じだよね。たまに、レッスンルームとかで、電気が消えちゃったりするんですよ。そのときに、キャーみたいな感じで、電気消えただけなのにホラーでもないのに、みんな怖がるので、怖がりなメンバーが多いんじゃないかなと。
中田:みんな嫌がっているのを私が怖い話をしたりDVDを観たりしています。
司会:いままでに誰にも言えないホラー体験したことがある?
(伊藤だけ○)
伊藤:結構怖いと思うんですけど…。
能條:ハードルあげちゃったよ今(笑)
伊藤:お姉ちゃんが結構霊感強くて、実家にいると、時計の針がグルグルグルーって回り出したりとかするんです。
能條&中田:えっ!?本当!?
伊藤:結構あるんです。
能條:それ実際観たことあるの?
伊藤:あります。
能條:時計が壊れてるんじゃないの?
伊藤:まだ、あるんだけど、聞く?
能條:怖い!うち、いいや、怖い怖い!リアルそうだよね。
伊藤:そういう体験があるから、ホラーが怖いんだと思う。
能條:ないからホラー大丈夫なのかも。
司会:将来女優をめざしたい?
(全員○)
能條:もともとミュージカルをやってて、舞台とか、『16人のプリンシパル』という乃木坂の毎年やるのとか好きで、張り切っちゃいます。
中田:愛未ちゃん、アニーのモノマネできるよね?
能條:(笑)。ウソ~、きょうやらないつもりだったのに。すっごい久しぶり!3年ぐらいだよ…。それじゃあミュージカル『アニー』のオーディションを受ける子役のモノマネ!
(歌い始める能條)
能條:きょう絶対やらないつもりだったのに、きょうこそは。
(劇場スタッフから花束を受け取る)
司会:最後にみなさんひとことずつメッセージをお願いします。
伊藤:本当にきょうはありがとうございました。泣きっぱなしで申し訳ありませんでした(苦笑)。この映画を友達とか家族に勧めて頂いて、愛未の映画をたくさん観て下さい。6月には私の映画も控えてますのでよろしくお願いします。きょうはありがとうございました。
中田:本日はお越し頂きありがとうございました。この映画本当に素晴らしかったですよね!(ファン歓声)何回も、何回も観て頂ければと思います。5月に私の主演の『デスブログ』もやらせて頂いているので観に来て頂ければ。
能條:えっと、きょうは本当に来てくださってありがとうございました。
ファン多数から「違う違う」の声が飛ぶ
中田:えっ?違う?いつもの愛未じゃないって(笑)
能條:きょうはこのままでいさせてください(笑)この映画は、ホラー映画なんですが、歩と依子の友情だったり、橘先輩とのちょっとしたラブストーリーだったりとか、いろんな見どころがたくさん詰まってる作品だと思います。この映画を撮影している時、本当に幸せでした。また、こんな幸せな機会を頂けるように頑張りますので、みなさん応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました!
映画『死の実況中継 劇場版』は19日よりシネマート六本木ほか全国順次ロードショー!
■STORY
知らないアドレスから送られてきたURLを開くと赤い服の女が大きなハサミを持って猛ダッシュしている。赤い服の女はリンクを開いた者を殺しにやって来る…大学の映画サークルに入っている中塚歩(能條)。サークルでは、『死の実況中継』をモチーフにしたホラー映画を撮ろうと盛り上がっていた。ホラー映画が苦手で、気乗りしない歩。そんな歩は高校時代にいじめを受けていた。しかし、歩のことを庇い、代わりにいじめのターゲットになった三原依子。歩むと依子はそれ以来、依存しあう関係となっていた。だが歩だけが大学に受かり、依子は受験に失敗する…。大学で新しい友だちができ、依子と疎遠になっていく歩。歩だけが心のよりどころの依子。ある日、依子に巻き込まれ『死の実況中継』のリンクを開いてしまう歩。パソコン画面を走る赤い服の女が歩と依子を追いかけてくる…。